提供:リアルライブ

写真拡大

 4月23日、路上で男性2人を殴ってケガを負わせたとして、傷害の疑いで、兵庫県警三田署に逮捕されたボクシング元WBC世界スーパーフライ級王者で飲食店経営・徳山昌守容疑者(38=本名・洪昌守=ホン・チャンス=大阪府大阪市西区)が、24日夕方に神戸地裁に送致されて、釈放された。

 釈放後、三田市内で謝罪会見を開いた徳山容疑者は、「被害者の方はもちろん、ご迷惑をおかけした皆様にもお詫び申し上げます」と陳謝した。

 同署によると、徳山容疑者は22日午後6時15〜25分頃、家族を乗せて三田市の路上を運転中、別の車が急に車線を変えて前方に入ってきた。急ブレーキを踏んだ衝撃で、後部座席のチャイルドシートに座っていた2歳の長女が助手席に顔をぶつけて、後方シート下に転落した。立腹した徳山容疑者は車を止めて、別の車の運転手の会社員男性(24)のあごを殴った上、男性の車を移動しようとしたガソリンスタンドの男性店長(53)の顔を殴ったとされる。

 今後は在宅のまま、事件の捜査状況や訴追への動向に従う。

 徳山容疑者は94年9月にプロデビュー。00年8月に初の世界王座挑戦で、王者の仁柱(韓国)を破り、WBC世界スーパーフライ級王座を奪取。その後、8連続防衛に成功した。

 04年6月のV9戦で川嶋勝重に敗れ、同王座から陥落するも、05年1月のリターンマッチで川嶋にリベンジし、同王座を奪還し、2度目の世界王座に就く。

 06年2月、初防衛に成功した後、王座を返上。階級を上げて現役続行を模索したものの、「モチベーションが上がらない」として、07年3月にJBC(日本ボクシングコミッション)に引退届を提出した。

 引退後の09年7月、大阪・鶴橋に焼き肉店「まる徳」を開店し、飲食店経営者として、第2の人生を歩んでいた。

 元プロボクサー、しかも世界を制した男が一般人に手を出すとは許されがたい行為。徳山容疑者は過去の栄光を自らの手で汚してしまった。
(落合一郎)