東京都が調査、ヒヤリと「させた」「させられた」日用品トップは『自転車』

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東京都は24日、生活上の日用品使用における「ヒヤリ」経験などを調べた「日常生活に潜むヒヤリ・ハット調査」の結果を発表した。同調査は、2012年12月17日〜19日の期間にインターネット上で行われ、東京都在住の男女3,000人から有効回答を得た。

まず、日用品によるヒヤリ経験について尋ねたところ、「経験させた」と答えた人は13%、「経験させそうだった」人は22%。反対に「経験させられた」人は47%だった。

日常生活上の日用品使用において、人にヒヤリと「させた」または「させそうになった」ものを質問すると、最も多かったのは「自転車」で572人(「させた」と「させそうになった」の合計、以下同)。次いで、「傘」が432人、「キャスター付バッグ」が106人、「買い物カート」が98人、「ベビーカー」が83人となった。

一方、日常生活上の日用品使用において、人からヒヤリとさせられたものとしては、「自転車」が最多で31%。以下、「傘」が28%、「キャスター付バッグ」が16%、「買い物カート」が11%、「ベビーカー」が10%と続いた。具体的には「身体より後ろで引っ張るキャスター付バッグが死角になってぶつけられることがある」「駅の階段を上っていたら、前の人が傘を後ろに振ったので、私の目の直前に傘がきて怖かった」などの報告が寄せられた。

ヒヤリと「させた」経験者数と「させられた」経験者数を比べ、人に迷惑をかける意識の違いを見ると、差が最も開いたのは「キャスター付バッグ」で、ヒヤリと「させた」側と「させられた」側の概ねの比率は1:5。次いで、「買い物カート」と「ベビーカー」が同比率の1:4、「傘」と「自転車」が同比率の1:2となった。同調査では「キャスター付バッグ等車輪付の携行品は、傘や自転車よりも不快を『与える』意識は低く、相手の不快感に気づかない可能性が高い」と分析している。

製品ごとにヒヤリ経験をさせた場所を尋ねると、傘は「路上」(61%)、キャスター付バッグは「駅、空港」(68%)、買い物カートは「店舗、飲食店」(76%)、ベビーカーは「路上」(41%)が最も多かった。

次に、傘で不快に「させられた」経験の有無を、ヒヤリとさせた側の「経験がある人」「経験がない人」に分けて調べたところ、「させられた」と答えた割合は、「経験がある人」では53%に上ったのに対し、「経験がない人」では25%と半数以下にとどまった。この結果から、ヒヤリとさせたことがある人の方が、ヒヤリ経験に対する意識も強いと考えられる。