あなたの家計簿見せて! ”給料減少時代”の家計診断 (18) 32歳、産休中。復職後は月収37万円。両親と同居中、二世帯住宅にしたいが…

写真拡大

連載コラム『あなたの家計簿見せて! ”給料減少時代”の家計診断』では、相談者のプロフィールと実際の家計簿をもとに、5人のFPが順番に、相談者の家計に関する悩みについての解決策をアドバイスします。

【相談内容】

現在夫の両親と同居中ですが、二世帯の作りではないため、いずれは二世帯住宅に建て替えしたいと思っています。建て替えのために何年後を目標に、いくら貯めたらいいでしょうか? 教育費の備えや貯蓄の増やし方、家計の見直しについても知りたいです。

【プロからの回答です】

ひとくちに二世帯住宅と言っても、住み方は家庭のスタイルにより異なります。住まいを分ける分離タイプには二通りあります。玄関からキッチン、浴室まで分ける完全分離タイプ、寝室やリビングは分離し玄関や水周りなどを共用する部分分離タイプがあります。世帯ごとに生活時間帯が異なるため、親世代の年齢やお子さんの成長を考えた暮らしやすい建て替えを、資金の拠出方法を含め、ご家族全員で話し合うことが大切です。



ご両親の土地に建てる二世帯住宅は、土地の分だけ費用が安く済むなどのメリットがある一方で、快適な暮らしをするために事前によく話し合って確認しておきたい事項があります。建設資金について、双方でお金を出し合うのか、あるいは、広田様 子世帯が資金の全額を負担するのかという資金の拠出についてです。



(※詳細は以下をご覧ください)

結婚、出産と、まさにライフイベントがスタートしたばかり。ご家族とどのように暮らしたいか、住まいやお子さんの教育について話し合ういいタイミングです。こんなふうに暮らしたいという夢の実現に向けて、資金計画を考えていきましょう。

ひとくちに二世帯住宅と言っても、住み方は家庭のスタイルにより異なります。住まいを分ける分離タイプには二通りあります。玄関からキッチン、浴室まで分ける完全分離タイプ、寝室やリビングは分離し玄関や水周りなどを共用する部分分離タイプがあります。

世帯ごとに生活時間帯が異なるため、親世代の年齢やお子さんの成長を考えた暮らしやすい建て替えを、資金の拠出方法を含め、ご家族全員で話し合うことが大切です。

準備すべく建築費についても、健康に配慮した家屋を、徹底したコストダウンにより坪単価35〜40万円とし1,000万円代で実現する工務店もあれば、坪単価60〜80万円かかる大手住宅メーカーなど、その費用には大きな開きがあります。どの程度の広さの二世帯住宅を検討されているかにもよりますが、以下の例で必要になる資金の試算をしてみましょう。

解体費 : 100〜150万円



工事費 : 延べ床面積30坪×48万円



設計費 : 工事費×10%



諸経費 : 150万円



この他に完成するまでの仮住まい費と2回の引越し代も予定しておきましょう。仮住まいの期間は、解体工事、工事後の検査、建設工事を含めて半年程度を想定しておけばよいでしょう。これらを含めると、およそ2,000万円強かかると見積もることができます。

ご両親の土地に建てる二世帯住宅は、土地の分だけ費用が安く済むなどのメリットがある一方で、快適な暮らしをするために事前によく話し合って確認しておきたい事項があります。建設資金について、双方でお金を出し合うのか、あるいは、広田様 子世帯が資金の全額を負担するのかという資金の拠出についてです。

仮に完全分離タイプの二世帯住宅をお互いが資金を出して建てるとします。親世帯と子世帯それぞれの床面積に応じた金額を負担する必要がありますが、世帯の居住部分ごとに『区分登記』すると、不動産取得税、固定資産税などの軽減措置をそれぞれの世帯で受けられます。

一方の建物は広田様の資金で建てるという場合はどうでしょう。住宅資金として、住宅ローンを利用する際、頭金は物件価格の2割以上、ローン返済額は収入の2割以下にするのが理想です。久美さんの復職後の世帯収入は月額37万円ですから、ローンの返済額は月額7.4万円を目安に考えます。建設費2,000万円と仮定し頭金400万円を準備できたとします。1,600万円をローン金利2%(全期間固定金利、元利均等返済)、返済期間25年間で借りた場合の返済額は月額6.7万円となります。