26日の明け方は部分月食! 空を見上げて宇宙的感性をみがこう

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みなさん、こんにちは。アストロ・コミュニケーターの景山えりかです。

突然ですが、月相図(月の満ち欠けのマーク)が載っている手帳やカレンダーが手元にあったら、今月のページを見てください。明日(26日)に満月のしるしがついていますよね。しかーし! 金曜の夜が満月だと思ったら、それは間違いです。


満月に合わせておまじないや生活術を実践している人は要注意!

月も地球も、私たちが呼吸を止めないのと同じように、つねに動き続け、1日のなかでも位置関係を少しずつ変えています。天文学的にいえば、満月も新月も瞬間のでき事で、夜ばかりとは限らないのです。

26日に月が満月になる瞬間時刻は、午前4時57分。つまり、今夜(25日の夜)から明日未明にかけて見る月の方が、より満月に近いということ! 26日の夜に見えるのは、満月の瞬間から半日以上も経過した、すでに欠け始めた月です。満月に合わせておまじないや生活術を実践している人は、注意してくださいね。


26日の明け方は部分月食に!

さて、今回の満月はちょっぴりスペシャルです。26日の明け方、満月が少しだけ欠けて部分月食となります。食が最大となるのは午前5時7分過ぎ。すでに北日本や関東では月は沈み、その他の地域でもとても低いところに月がいるため、残念ながら観察するのは難しいかもしれません。



それでも、見晴らしの良い場所であれば、西日本では月が欠けた状態で西の地平線に沈んでいく月入帯食が見られますし、九州より西の地域では、空が明るくなっていく中で、なんとか月食(本影食)の終わりを見届けることができそうです。

地球の濃い影の部分(本影)に、ちょっとだけ月が入り込みます。(ステラナビゲータで作成。実際の空の明るさよりも背景を暗くしています)

皆既月食にくらべたら少々地味な感じですが、大切なのは星の存在を意識して、空を見上げることです。そのとき、ほんのわずかでも知識を携えていれば、月食が見えようが見えまいが、想像力は膨らみ、感じ方が違ってきます。そうやって宇宙に対して自分を開いていくことが、星ガールの醍醐味です。

(景山えりか)