「やみくもに節約しても辛いだけ。適切な支出バランスを知ることが大事」と語る、横山光昭さん【撮影/和田佳久】

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ザイ・オンラインの連載『家計再生コンサルティング』でもおなじみの、家計再生コンサルタント・横山光昭さん。3月中旬発売の新刊『約7000世帯の家計診断でわかった!ずっと手取り20万円台でも毎月貯金していける一家の家計の「支出の割合」』では、連載でも大好評だった"「支出の割合」を知ることで理想的に家計を管理する方法"を深く掘り下げている。そこで、なぜ「支出の割合」が家計管理において重要なのか、改めて語ってもらった。

 ――まず、家計の「支出の割合」がどんなものであるかと、それを使うメリットについて教えてください。

 横山 家計を考えてお金を使うときは、予算を設けることが大前提です。予算なしに好き放題お金を使っていたら、お金は貯まらないばかりでなく、赤字になる危険性すらあるからです。

 いまこうして節約や家計管理のお話をさせてもらっている私自身、子どもが6人いて非常にお金がかかるので、すべての費目に予算を細かく決め、妻ともよく話し合いながら家計管理をするようにしているのです。

 とはいえ、この予算を立てるという作業は、案外難しいもの。私は「家計再生コンサルタント」として、お金をうまく貯められない方、やりくりできない方のご相談に乗っていますが、その中で予算が立てられないという声を頻繁に耳にしてきました。

 何が難しいのか、ピンと来ない方も多いかもしれませんが、予算を決めていてもお金を貯められないということは、何か特殊な理由がない限り、予算の組み方自体に問題があるのです。

 そこで、予算を組むにあたって、何か目安となるものがあれば、みなさんのお役に立てるのではないか――そう考えて作成したのが、著書でも詳しくご紹介している「支出の割合」です。

 「支出の割合」では、毎月の手取りの総額を「100%」とし、家計における一般的な費目――食費・住居費・水道光熱費などに、それぞれ何%の割合でお金を使い、何%を貯蓄に回すのが適当であるかを示しています。

 割合の数字は、私がこれまでに約7000件の家計を診断してきた中から、月の手取りが10〜30万円台の家計で"これは上手に予算を組めているな"というものを複数抽出して、そこから平均値を取るという手法で算出したものです。

 つまり、この割合を使えば、実際にうまくいっている家計をお手本にして予算を決め、お金を貯めることができるのです。

<「支出の割合」の例>

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