21日に放送された、堀北真希がナビゲーターを務めるJ-WAVEのラジオ番組「25歳の肖像」に福原愛選手が登場し、自身の卓球人生について語った。

3歳9ヶ月から卓球の英才教育を受けた福原選手は、4歳から小学校4年生まで、毎日、千本ラリーを続けたという。これは、千本続かないと次のメニューに進めないというもので、100本から200本ぐらいで腕が痺れて麻痺し、300本から400本では集中力が切れるが、そこを乗り超えると別次元になり、ミスが全くなくなりフォームが安定するのだそうだ。この話ひとつ取ってみても、福原選手はこれまで約20年間、卓球漬けの日々を送ってきた。

「同世代の人たちがしていることは経験できなかったんですけど」と少し残念そうだが、「そのかわりに、みんなが経験できないことを経験させてもらえたので。遠征でいろんな国に行ったり、中国人コーチにずっとみてもらってたので、中国語が話せるようになったり。プラスはたくさんあります」と振り返った。

ただ、修学旅行にすら一度も行ったことがなく、それを羨ましく感じることもあったという。堀北から「卓球よりも、みんなと同じように遊びたいと思うことはなかったんですか?」と聞かれると、「ありますよ」と同意した上で、「でも、それよりもスポーツに熱心に取り組んでいる学校に通っていたので、お互いをすごく刺激し合えた方が大きかった」と答えた。

そして、「19歳から20歳にかけてはいいプレーができていなかった」という話から、スランプになったときの乗り越え方を問われると、コーチに教えられた「人間はジャンプをする前にしゃがまないといけない。しゃがむ深さが、深ければ深いほど、高く跳べる」という言葉を紹介した。

「だから、自分の結果がでないときは、しゃがんでる最中なんだって思うようにしています。逆に、ずっと立ったままだと高く跳べないし、現状維持しかできない。現状維持イコール、周りは進歩してるわけだから、自分は退化してるのと同じだから。思い切って時にはしゃがむことも大事なんじゃないかなっていう風に思います」と、スランプさえもバネにし、前へ進もうとする姿勢を見せた。

また、日本卓球史上初となる銀メダルを獲得したロンドンオリンピックでは、表彰されたとき以上に、報告先で喜んでもらったことが一番嬉しかったそうだ。「みんなに報告するときに、表彰式でメダルをかけてもらったとき以上の気持ちが、すごく湧き上がってきて。その気持ちに自分でも驚きましたし、周りの人にこんなに喜んでもらえることに対しても、すごく嬉しかったです」とそのときの喜びを語った。

堀北からの「誰のために試合をしているのか」との質問には、「今まで20年間卓球をしてきて、沢山の試合に出てきたんですけど、多分一試合として自分のために試合をしたことは一度もないです」「もし個人戦だったら、支えてくださった周りの方とか、あとはずっと自分のために時間を割いてくれたコーチとか家族のため。もし団体戦だったら、チームメイトのため。っていう風に思って試合をした方が、私の場合はいつも持っている以上の力を発揮できるので…自分のために戦ったことは一度もないです」と語った。

小さい頃から夢は「オリンピックでメダルを取ること」だったそうだが叶ってしまったので、自分の理想としているプレーを常にできるようになることが、夢に近い目標だという。福原選手は5月にパリで行われる世界卓球選手権に参戦予定となっており、活躍が期待される。


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