結婚したあなたへ〜白河桃子の「ラブトレンド白河総研」 (10) 結婚に「趣味が合う」は必要? ”団塊ジュニア夫婦”がとるべき行動は?

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知り合いの夫婦はゲーマー夫婦。妻はも夫もゲームが大好きという趣味があっています。ただ、細かいところの趣味は合いません。妻のほうが好きなのはRPG系。夫は格闘系。

でも「新作のゲームが出たら、一刻も早くやりたい」という気持ちはお互いにわかる。

だから、その日は「妻が夕食を作らずゲームに没頭しても夫は文句を言わない」し、また妻も「夫が帰ってから、ただいまも早々にゲームに延々はまっていても許す」という暗黙の了解があります。

夫婦が趣味が一緒だと幸せ係数も高いのか? マイナビではアンケートをとり「結婚する上で趣味が合うことが重要か?」「それならどんな趣味が合えばいいのか?」を明らかにしています。

結婚する上で趣味が合うことが重要か?女性:思う 55.9%(146票)/思わない 44.1%(115票)



男性:思う 43.4%(95票)/思わない 56.6%(124票)



「思う」「思わない」との回答はほぼ半々でした。そして何の趣味が合うことが重要かと聞くと、大半が「食の好み」でした。確かに、毎日ご飯は食べるわけですから食の好みが合うことは、重要なところです。味だけでなく、人生のうちに「食」をどう位置づけるかという問題もありますよね。

よしながふみさん(『大奥』の作者として有名な漫画家)が『愛がなくても喰ってゆけます。』というエッセイマンガを描いています。ほとんどが食に捧げるこだわりと愛情の話です。自分の家で食べるものも、外で食べるものもこだわる…。『大奥』の作者はかなりの食いしん坊なのです。

エッセイマンガで主人公が「駅前でテキトーに」ご飯をすませようとした、お見合い相手(条件はとても良い)を断るシーンがあるのですが、これは重要なポイントです。お腹がすいたとき、「駅前のそばや」ですますか、または「3駅向こうのおいしい店まで食べにいくか?」という選択です。駅前のそばやでもいい人は「まずは食欲優先」で、3駅向こうまで行く人は「お腹を満たすことよりも、一食の充実」が重要なのですね。

以前違うアンケートを見たとき、幸福な夫婦に「趣味が合っているか」と聞くと、団塊世代は25%が趣味があっていると答え、団塊ジュニア世代は50%が趣味が合っていると答えていました。昔の夫婦は「男女役割分担」で夫は企業戦士でほとんど留守。妻は子育てに追われ、一緒に過ごす時間も少なかった。だから趣味が一緒ということにはこだわらなかったのです。

だから団塊世代の夫が定年後「趣味でも一緒に」と妻を誘っても「まったく趣味があわない」という悲劇が起きてしまうのですね。例えば「定年後田舎で暮らしたい」と夫は思っていても、妻は「趣味は買い物と観劇。田舎はあなた一人で行ってね」という具合になってしまうのです。

でも団塊ジュニア夫婦はそうはいきません。夫婦共働きが多く、お互いに貴重な余暇を何をして過ごすか…それは、夫婦の絆において、重要な問題です。

結婚する方には、全く同じ趣味でなくてもいいから、せめて、「アウトドアかインドアか」というところだけでも共通するといいとアドバイスしています。

今はまったく趣味が合わない夫婦でも、のちのちの幸せな老後を考え、今から一緒にすごせる趣味を意識的に作っておいた方がいいですね。一番簡単なのはペットです。友人夫婦は犬を買って散歩を習慣にすることで、離婚の危機を回避しました。特に何を話すということでもないのですが、散歩で会話の量が増えたからだそうです。

一緒に習い事を始めると、進捗状況が一緒でいいかもしれません。一方が得意なもの、例えば夫の趣味のゴルフなどだと、「なんてこんなこともできないんだ!」と上から目線で教えられそうで、ムカつくと思います。

ダンスとかもいいですね。特にペアダンス。二人で手を握る機会が増えます。

ぜひ二人の共通の趣味を見つけて、幸せな未来につなげてくださいね。