自分も、胃がんの発がん因子「ピロリ菌」保持者かも! 症状がないことも...毎日のアレで対策

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2月21日、厚生労働省は、胃がんを引き起こすとされる細菌「ヘリコバクター・ピロリ」(ピロリ菌)が原因の慢性胃炎の除菌治療に、健康保険の適用を認めることを発表しました。

ピロリ菌は1994年に、世界保健機関(WHO)によって胃がんの確実発がん因子として認定されましたが、日本では、これまでピロリ菌除菌の保険適用は、症状が進んだ胃潰瘍や十二指腸潰瘍などにしか認められていませんでした。国内で毎年12万人近くが胃がんと診断され、がんの死因では肺がんに次いで第2位だっていうのに、です。


ピロリ菌の検査には、呼気、血液検査、検便、内視鏡などの検査方法がありますが、今回の保険の改定を受け、ピロリ菌の除菌治療を受けるためには「内視鏡検査」が必須に。内視鏡以外の検査しか行わなかった場合、胃がんが見過ごされてしまうことがあるためだそうです。
さらに50歳以上の日本人の70%がピロリ菌に感染しているという調査結果もありますが、最近は、特定の抗生物質が効かない「耐性菌」も出てきていると言われています。

保険による除菌治療とあわせて、生活の中で乳酸菌などの生菌を用いて減菌する「プロバイオティクス」の研究が進んでいます。

なかでも注目を集めているのが、LG21という乳酸菌。この乳酸菌は胃酸に強く胃粘膜に付着しやすい菌のため、ピロリ菌に到達しやすく、酸性である胃の中 でも活性度が高いのが特徴。ヨーグルトに配合することで活性を維持できます。ただの"ヨーグルト"ではなく"LG21乳酸菌入りヨーグルト"が効果を持 つ、ということですね。

ピロリ菌保菌者が8週間、LG21乳酸菌入りヨーグルトを摂ったところ、胃の中のピロリ菌数は約1/10に低下していたという結果が明らかになっています。また、LG21乳酸菌は、除菌治療にかかる人にも有効。 LG21乳酸菌は安全性が確かめられており、ピロリ菌の一次除菌の際、LG21乳酸菌を併用することで、10%程度の除菌の上乗せ効果が期待できることが 確認されているんです。

ピロリ菌の除菌治療に臨む人やすぐできることから始めたいという人は、まずはLG21乳酸菌入りヨーグルトから試してみるのがよさそうです!