紙のお札が無くなる?イギリスの中央銀行、紙幣のプラスチック化を計画

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仕掛け人は、マーク・カーニー・イングランド銀行総裁。カーニー総裁は、2年前カナダ銀行総裁時代に、カナダでプラスチック紙幣を導入した実績を持つ。

イギリスでも、その手腕を発揮するのか、注目が集まる。

●プラスチック紙幣のメリット
ポリマー紙幣とも言われるプラスチックのお札は、合成樹脂でできており、次のようなメリットがある。

・優れた耐久性:汚れにくい、破れにくい、ポケットに入れたまま洗濯しても大丈夫。
・衛生的:紙より雑菌を吸収しにくい。
・偽造防止:偽造は、ほぼ不可能。
・環境に優しい:長持ちするので、造幣が少なくて済む。

●使いにくいという消費者の声も
一方で、実際にプラスチック札を使っているカナダの消費者からは、

・お札同士がくっつきやすい。
・薄すぎて扱いにくい。
・自動販売機が認識しないことが多々ある。

といった苦情も出ている。

また、プラスチック札の生産コストは、紙幣の1.5倍〜2倍と言われ、費用対効果も考慮する必要があるし、自動販売機の仕様変更にも莫大(ばくだい)なコストがかかる。

●早ければ3年後にプラスチックのポンド札が登場?
カーニー総裁は、昨年7月の総裁就任時にプラスチック札の導入を示唆しており、現在は「あらゆるオプションを検討中」だという。早ければ3年後にも実現するのでは、という報道もある。

イギリス紙幣300年の歴史が幕を閉じる日は来るのだろうか?

※当記事は、ハイブリッド翻訳のワールドジャンパー(http://www.worldjumper.com)の協力により執筆されました。

参考
The Independent, 18 FEBRUARY 2013, “Cash? It’s time to put it all on plastic, says new Bank of England governor”
http://www.independent.co.uk/news/uk/home-news/cash-its-time-to-put-it-all-on-plastic-says-new-bank-of-england-governor-8500360.html