【男性編】これぞバイブル! 読むだけで旅行気分を味わえる本ランキング


読んで実際に行くも良し





小説には独特の世界観があります。文字だけなのに、その情景をイメージするだけで物語の中にトリップした気分になれるのが、小説の醍醐味(だいごみ)。そこで今回は、431名のマイナビニュース会員の男性に、本当に読むだけで旅行気分を味わえる本をアンケートで聞いてみました。知らなかった本も、ぜひこの機会に手に取ってみませんか?





Q.読むだけで旅行気分を味わえる本を教えてください(複数回答)

1位 「街道をゆく」(司馬遼太郎) 17.6%

2位 「土佐日記」(紀貫之) 9.7%

3位 「深夜特急」(沢木耕太郎) 9.3%

4位 「どくとるマンボウ航海記」(北杜夫) 8.8%

5位 「時刻表2万キロ」(宮脇俊三) 4.9%







■「街道をゆく」(司馬遼太郎)

・「全巻読んだことがあり、余談も多く、必ずしもその土地のことだけが書かれているわけではなくて、いろんな物の歴史がたどれる」(33歳/その他/販売職・サービス系)

・「町並みの情景とか、イマジネーションしながら読むと完全に別世界ですね」(28歳/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)

・「九州ローカルで番組をしていて、それだけで旅行した気分になれたので」(26歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)





■「土佐日記」(紀貫之)

・「中学生の時、授業で一部習ったが、話の続きが気になって全部読んだ覚えがある」(22歳/建設・土木/技術職)

・「王道。古き良き日本を想像できる。日記形式なのでわかりやすい」(24歳/人材派遣・人材紹介/営業職)

・「古いけれども、人って変わらないなーと思えるから」(25歳/建設・土木/技術職)





■「深夜特急」(沢木耕太郎)

・「これを読んでバックパッカーにあこがれた人は、いっぱいいると思う。かくいう自分もその一人」(40歳/自動車関連/技術職)

・「唯一読んだことがある本だから。経験をもとに書いているので、臨場感みたいなものが伝わってくる」(32歳/その他)

・「深夜特急は昔ドラマで見たことがあるが、すばらしい完成度だったので」(32歳/運輸・倉庫/事務系専門職)





■「どくとるマンボウ航海記」(北杜夫)

・「どくとるマンボウ航海記は、最初に読んだ児童書じゃない本だったと思います」(52歳/電機/技術職)

・「どくとるマンボウの夢は、子どものころのあこがれでした」(56歳/情報・IT/クリエイティブ職)

・「航海の旅に出たいと思いました」(41歳/ソフトウェア/営業職)





■「時刻表2万キロ」(宮脇俊三)

・「鉄道大好きなので、時代は古いけど、鉄道といえば宮脇さんでしょう」(42歳/電機/技術職)

・「本を読んでいて、自分も同じ日程で旅行に行きたいと感じたから」(38歳/電力・ガス・石油/技術職)

・「今は乗ることのできない路線にも、乗った気分になれる」(23歳/団体・公益法人・官公庁)





■番外編:普通の小説としてもオススメ

・「私の好きな世界の街」(兼高かおる)「兼高かおるさんは、自分を出さずにその場所を伝えることがうまいと思う」(46歳/アパレル・繊維/事務系専門職)

・「奥の細道」(松尾芭蕉)「江戸時代の旅の大変さがわかるから」(48歳/事務系専門職)

・ローマ人の歴史(塩野七生)「描写が丁寧で、目の前に景色が浮かび上がってくるから」(29歳/その他)





総評

気になる第1位は、「街道をゆく」(司馬遼太郎)でした。国内以外にもモンゴル・中国・オランダなどを訪ね、その土地の人物や歴史、地理について綴っています。NHKで映像化もされました。2位「土佐日記」(紀貫之)は日記文学の先駆けとなった作品。土佐国から京へ帰る最中の出来事をつづり、古文の教科書にも登場し、覚えていた人が多かったようです。





3位は「バックパッカーのバイブル」と呼ばれる「深夜特急」(沢木耕太郎)でした。香港から旅をスタートし、インドのデリーからイギリスのロンドンまでをバスだけで旅するドキュメンタリー。1996年にはテレビドラマ化もされました。男なら、一度はバックパッカーでふらっと冒険の旅に出るのもロマンです。





4位「どくとるマンボウ航海記」(北杜夫)は、半年間の船医体験記。「どくとるマンボウ」とは筆者自身のことであり、船上生活や海の風物、各国の港の人間模様などがユーモラスに語られています。そういえば昔読んだという人が多かったです。





5位「時刻表2万キロ」(宮脇俊三)は、時刻表を愛読して40余年の筆者による鉄道紀行文。主に1975年〜1977年の乗車記録で、当時の国鉄(現在のJR)全路線完全乗車の過程を綴っています。鉄道ファン以外にも多くの人に受け入れられました。現在では半数以上の路線が廃止されていて、貴重な記録がたくさん残っています。

(文・OFFICE-SANGA 関和麻子)





調査時期:2013年3月23日〜2013年3月30日

調査対象:マイナビニュース会員

調査数:男性431名

調査方法:インターネットログイン式アンケート