【女性編】これぞバイブル! 読むだけで旅行気分を味わえるランキング


読んでから行くか、行ってから読むか





紀行小説は、普段なかなか足を運ばないような土地のことを知り、イメージを膨らませてワクワクする楽しみがありますね。また、著者独自の視点から新たな発見もあります。今回は530名のマイナビニュース会員の女性に、読むだけで旅行気分を味わえる本についてアンケートしました。お気に入りの一冊が見つかるかもしれませんよ。





Q.読むだけで旅行気分を味わえる本を教えてください(複数回答)

1位 「土佐日記」(紀貫之) 10.9%

2位 「深夜特急」(沢木耕太郎) 8.7%

3位 「街道をゆく」(司馬遼太郎) 8.4%

4位 「どくとるマンボウ航海記」(北杜夫) 7.5%

5位 「インド旅行記」(中谷美紀) 5.8%







■「土佐日記」(紀貫之)

・「昔の本を読むと、旅行に行った気分になるだけではなく、昔にタイムスリップした気分にもなって、お得な感じがするので」(23歳/自動車関連/事務系専門職)

・「昔の人は、同じ景色を見てどんなことに思いをはせたのだろうかと想像すると、わくわくする」(34歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)

・「あちこち旅をして各所で歌が詠まれていて、旅の気分が味わえるから」(24歳/その他/秘書・アシスタント職)





■「深夜特急」(沢木耕太郎)

・「実際の体験記だし、長いので一緒にユーラシア大陸を横断している気分になれる」(29歳/マスコミ・広告/クリエイティブ職)

・「お金持ちでなくても旅行ができそうな気持ちになります」(30歳/医療・福祉)

・「リアルな情報が多いし、スリルがあるから」(26歳/商社・卸/事務系専門職)





■「街道をゆく」(司馬遼太郎)

・「司馬遼太郎の街道〜は大好きです。日本の隠れた名所を訪れたくなります」(28歳/医薬品・化粧品/事務系専門職)

・「ちょっと今とは時代が違うけど、その時代を感じられていいと思う」(24歳/学校・教育関連/事務系専門職)

・「司馬先生独特の目線で楽しめる本だと思います」(30歳/小売店/販売職・サービス系)





■「どくとるマンボウ航海記」(北杜夫)

・「どくとるマンボウは学生時代読みましたが、マンボウ先生は愉快で船員も変わっていて、楽しい旅ができそう」(51歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)

・「航海はなかなかできないから、読んで気分を味わう」(24歳/電機/事務系専門職)

・「小学生のころ、大好きでいろんなシリーズを熟読していた。今でも家にあります」(30歳/金融・証券/事務系専門職)





■「インド旅行記」(中谷美紀)

・「一冊だけ、と思って読んだら面白くて全巻そろえてしまいました」(30歳/医療・福祉/専門職)

・「ずっとインドに行きたくて読んだものだから」(27歳/学校・教育関連/事務系専門職)

・「等身大で現代的なので、身近なこととして考えられるから」(30歳/生保・損保/事務系専門職)





■番外編:女性目線で女性作家作品を選んでみる

・「来ちゃった」(酒井順子)「さらっとした文章で、疲れたときに読んで現実逃避するのにぴったり」(28歳/小売店/販売職・サービス系)

・「冒険女王」(大高美貴)「危険な所にも踏み込んでいて、小説としても楽しめるから」(36歳/小売店/販売職・サービス系)

・「ガンジス河でバタフライ」(たかのてるこ)「読んだことがあるが、女性が行くというところに共感できる」(26歳/商社・卸/秘書・アシスタント職)





総評

第1位は「土佐日記」(紀貫之)でした。著者が土佐国から京へ帰る最中の出来事を、架空の女性を主人公にして綴っています。「どうして女の子として書いたのか聞いてみたい」という意見も。





2位には「深夜特急」(沢木耕太郎)がランクイン。インドのデリーからイギリスのロンドンまでをバスだけで旅するユーラシア大陸横断の紀行小説です。「バックパッカーのバイブル」と呼ばれ、熱狂的なファンがたくさんいます。その昔「進め!電波少年」というテレビ番組で名物となったヒッチハイクの旅は、この作品からインスパイアされたそうです。





3位は「街道をゆく」(司馬遼太郎)でした。国内から海外まで旅した全43巻の大作なので、気になる場所から選んで読むのもよいかもしれませんね。「食べ物の描写がうまい」「ウンチクが良いので」という意見もあり、さまざまな楽しみ方ができそうです。





4位は「どくとるマンボウ航海記」(北杜夫)でした。船医として乗船した著者の海外渡航エッセイで、独特の切り口でユーモアにあふれた世界観が広がります。「書かない方がいくらかマシなことだけを書いた(あとがきより)」小説だからこそ、誰もが楽しくさらっと読めるのでしょうね。





5位「インド旅行記」(中谷美紀)は、女優・中谷美紀さんのインド一人旅の記録。インドは女性が気軽に一人旅できるほど治安がいい国とは言えませんが、彼女はヨガの聖地を目指して旅立ちました。そこに待ち受けていたさまざまなトラブルに巻き込まれながら、日々考えたことを等身大で綴っています。





ほかにも数えきれないほどある紀行小説の中から、女性作家による作品を番外編でご紹介しました。晴れた日に、お気に入りの本を片手に公園でのんびり読むのも気持ちがいいですよ。

(文・OFFICE-SANGA 関和麻子)





調査時期:2013年3月23日〜2013年3月30日

調査対象:マイナビニュース会員

調査数:女性530名

調査方法:インターネットログイン式アンケート