『リアル 完全なる首長竜の日』で恋人同士を演じる佐藤健と綾瀬はるか

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第9回「このミステリーがすごい!」大賞に輝いた、乾緑郎の小説の映画化『リアル 完全なる首長竜の日』(6月1日公開)の完成披露会見が、4月23日に国立科学博物館で開催。佐藤健、綾瀬はるか、中谷美紀、黒沢清監督が登壇した。首長竜がドラマの鍵を握っていることから、博物館の首長竜の前で会見が行われたこの日。主演の佐藤は「映画にはもっと大きいのが出てきます」、綾瀬は「首長竜の首が長〜いところが好き!」と話し、会場を笑わせた。

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本作は、昏睡状態になった恋人を救うため、“センシング”という特殊な技術を使って彼女の意識の中に入っていく主人公を描く究極のラブストーリーだ。佐藤は「意識の中を演じる芝居がほとんどで、正解がなくて難しかった。黒沢監督を信じて、監督の世界観を表現できるよう一生懸命にやった」と充実の表情。中谷も「人の心ってなぜこんなに複雑なんだろうと。答えがないからこそ、もっと知りたいと思わせてくれる作品」と魅力を教えてくれた。

メガホンを取るのは、『CURE』(97)、『トウキョウソナタ』(08)の鬼才・黒沢清監督だ。黒沢監督は「撮り方にもなかなか正解が見当たらず、試行錯誤しながら撮影をした」と振り返り、「意識の中と現実とどれがリアルかわからないが、今、実力・人気共にナンバーワンである佐藤さん、綾瀬さんが肉体をかけて演じるところを撮れば、全てリアルだと思った」とふたりへの信頼感を吐露していた。

困難に立ち向かう恋人同士を演じた佐藤と綾瀬。佐藤は司会から「綾瀬の脳の中に入ったら何が見えそう?」と聞かれると、「一番最初にはカラフルな積み木が見えて、どんどん深く入っていくと闇が見えていくイメージ。一見、パッパラパーに見えるけど、実はものすごく考えているから」とコメント。綾瀬は「佐藤さんは、一見、思慮深い雰囲気だけれど、話すとすごく優しくてホワホワしている。ホワッと優しい人」と笑顔を見せた。

その後、脳内に入り込む内容にちなんで「誰の脳内に入ってみたいか」を聞かれた一同。佐藤は「女心がなかなか理解できないので、女性の脳内に入ってみたい」と男性心理をチラリ。また中谷が「少年らしさと母性を兼ね備えた綾瀬さん。彼女といるととても温かい気持ちになる。脳内に入ったらさらにぬくもりを感じられるのでは」と話すと、佐藤もうなずいていた。

最後に佐藤が「皆さん、どこか知らないうちに『映画はこう見なきゃ』というルールができていると思う。この映画は違う。天才・黒沢清の世界を理解するのではなく、感じてほしい」と力強くアピールした。誰も見たことのない謎と仕掛けに満ちた『リアル 完全なる首長竜の日』。Mr.Childrenが書き下ろした主題歌「REM」も、感性を刺激するラブストーリーを盛り上げてくれそうだ。【取材・文/成田おり枝】