そして、2013年秋冬JAFCAプロダクツ&インテリアカラーのカラーテーマは「IKU ―育」。街の文化も技術も一朝一夕に出来上がるものではなく、古くから育み、代々伝えられ磨かれていくものだが、20世紀の画一的な都市化によって街は個性を失い、効率重視で地域の祭はなくなった。ストレスが多い日々を送るうち、暮らしに根ざす文化が痩せていっていることに誰もが気づいている。そうした中、このカテゴリーでは、情感豊かな暮らしの文化をもう一度育てて行こうという気持ちを込め、「動き、変化する」「光の表現」などに着目して、カラーを選定した。今シーズンは、無理なく、しかし確実に「変われる」色を提案する。カラーは次の4つのカラーグループで構成し、それぞれ、その空間で叶えたい気分(感情)を色に置き換えた。どのグループにもダーク〜ディープカラーを入れており、アクセントとして活用し、全体を引き締める。また「光」はデザインの要素として必須である。基調になるカラーは、グレー、グレージュ、ベージュ、アクセントカラーとしてはターコイズ、またピンク系もはずせない色になる。

〈つつむ〉子どもの頃に母に抱かれた幸福感、フワフワした柔らかい毛布に包まれた時の気分、気取ることなく、ごく普通に扱える色で構成したグループ。
〈むすぶ〉ブラックと一見ブラックに見えるダークカラーを基調に構成したグループ。「むすぶ」と言う名前には、社会的な絆を結び、その関係の中で自らのありようを考えて行くという意味が込められている。
〈あそぶ〉次々と湧く好奇心に突き動かされて遊び回る、楽しい気分を色に置き換えた。
〈はばたく〉自然光が入り、風が通るすがすがしい空間をイメージさせるカラーグループ。天女の羽衣を思わせる柔らかく明るい色調を基調に、上品な光沢を持つ色で構成。■JAFCAレディスウェアカラー、 JAFCAメンズウェアカラーへ