年収が高い人ほど「人に指示すること」に自信--”収入なし”の人と大きな差

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労働政策研究・研修機構は22日、「成人の職業スキル・生活スキル・職業意識」調査の結果を発表した。同調査は、20〜50代の男女1,600名を対象にインターネット上で行われたもの。

まず、自信がある職業スキルを尋ねたところ、「人の話を聞くこと」が最も多く47.6%。次いで、「書類を読むこと」が42.7%、「人と協同で作業すること」が40.6%となった。

男女別に見た場合、男性が女性と比べて「仕事上で、うまくできる自信がある」と答えた割合が多かったのは、「機械の操作やコントロールを行うこと」(19.3%)、「機械や部品のメンテナンスを行うこと」(13.8%)、「機械のトラブルを解決すること」(13.2%)など。一方、女性が男性より自信があるものは、「接客すること」(33.3%)、「人の話を聞くこと」(54.2%)、「書類を書くこと」(36.9%)などとなった。

また、年収が高い人の方が、総じて自信があると答えた割合が高いことが判明。年収「600万円以上」と「収入なし」で最も差が大きかったのは、「人に指示すること」で差は28.5%。次いで、「人前で話すこと」が26.3%、「人を説得したり、交渉したりすること」が24.3%の差となった。

次に、自信がある生活スキルを聞くと、トップは「人との約束を守る」で76.3%。以下、「社会人としてのマナーを守る」が74.5%、「あいさつをする」が72.6%と続いた。反対に、自信があると答えた割合が最も少なかったのは、「将来の職業生活に備える」が22.3%で最少。次いで、「自分の人生設計を立てる」が25.8%、「自分の悪いところを直す」が26.4%となった。

詳細を見ると、「管理的な職業」に就いている人は、「定期的に適度な運動をする」(51.4%)、「人と交渉する」(62.2%)、「ビジネスマナーを理解している」(70.3%)などの生活スキルに自信を持っていることがわかった。

職業・キャリア上の後悔について質問したところ、最も多かったのは「学生時代に英語の勉強を十分にしなかったこと」で32.9%。以下、「資格を取らなかったこと」が29.9%、「学生時代に実際の仕事に役立つ勉強をしなかったこと」が19.8%と続いた。それに対して、「後悔していることはない」と答えた人も31.4%いた。

また、自尊感情・抑うつ傾向について調べたところ、自尊感情得点は、男性0.84、女性マイナス0.81、抑うつ得点は、男性マイナス0.81、女性0.81。年齢別に見ると、自尊感情得点は、20代マイナス1.46、50代2.79、抑うつ得点は、20代1.79、50代マイナス2.69となった。これらの結果から、男性ならびに高年齢者の方が、自尊感情が高く抑うつ傾向が低いことがわかった。