将棋電王戦のニコ生総視聴者数は200万人を突破、将棋番組の史上最高値を更新

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4月20日に幕を閉じた、5人のプロ棋士がコンピュータ将棋ソフトと団体戦で戦う「第2回将棋電王戦」。この将棋棋戦は、全5局が動画サービス「ニコニコ生放送」で生中継されていたが、番組の総視聴者数が延べ200万人を突破したことが明らかになった。

主催のドワンゴによれば、最終戦・第五局のニコニコ生放送の総視聴者数は486,430人、総コメント数は739,779件。全5局の総視聴者数は延べ200万を突破し、いずれもニコニコ生放送の将棋番組史上、最高値を更新。大盤解説が行われた六本木・ニコファーレにも開場直後から大勢の立ち見が出るなど、盛り上がりは最高潮に達していた。

3月23日〜4月20日と約1カ月にわたった激闘は、プロ棋士1勝3敗1分という結果で閉幕したが、第五局・大盤解説で聞き手を務めた矢内理絵子女流四段は「やっぱり悔しい。プロ棋士にも危機感が生まれたと思うし、ぜひリベンジを」と語り、解説の屋敷伸之九段は「個人主義のプロ棋士が、人間のプライドをかけ、団体で戦うところを観られてよかった」と今回の「電王戦」を総括している。

さまざまなドラマがあった「第2回将棋電王戦」だが、特に第五局で三浦弘行八段と対局した第22回コンピュータ将棋選手権1位、東京大学にある600台超のPCを接続し、1秒間に2億8千万手を読むという最強ソフト「GPS将棋」は大きな話題となった。多くのパソコンを接続し、いわば”合議制”で手を決めるクラスタ配列については「1台 VS 1人の対局がフェアなのではないか」、レギュレーションを変えて「再び対局が見たい」、そのほか全対局を通して「持ち時間が少なかったのが人間に不利だった」といった意見が多数寄せられているという。

また、終局後の全体記者会見で日本将棋連盟会長・谷川浩司九段は、「5対5の団体戦ということで、勝負に重きが置かれるかと最初は思ってたが、5局すべてにドラマがあった」と熱戦を振り返り、「第3回将棋電王戦」の開催については「現在ドワンゴと協議中で、将棋連盟としても前向きに考えていきたい」と話している。