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 今年4月より、年金の支給開始が従来の60歳から65歳へと段階的に引き上げられるのに伴い、希望者は65歳まで雇用することが企業に義務付けられた。3月27日に国立社会保障・人口問題研究所が発表した「日本の地域別将来推計人口」によると、15歳から64歳までの生産年齢人口が減少する一方で、65歳以上の高齢者は2010年の23%から、2040年には36.1%まで増加。少子高齢化の加速により、かつては多くの現役世代で1人の高齢者を支える“胴上げ”型だったのが、近年では3人で1人を支える“騎馬戦”型に変わり、2050年代には1人で1人を支える“肩車”型になると見られている。

 “胴上げ”とは“肩車”の風習が忘れられて内容だけが残ったもので、1643年から記録の残る長野市の善光寺が発祥との説がある。肩車や手車と同じく、足を地面に触れさせないことに意味があり、非日常的な神聖な状態にあることを示す行為とされる。「堂童子」と呼ばれる善光寺の年越し行事では、御越年式(ごえつねんしき)の締めくくりに「わいしょ、わいしょ」との掛け声で三度、胴上げを行い、拍手をして式を終えるそうだ。

 また、新潟県南魚沼市の八坂神社には毎年1月6日、前年に婿になった人や嫁を貰った新郎を胴上げする奇習「婿の胴上げ」がある。400年以上前に当時の坂戸城主・長尾政景公が、立派な農兵を育てるために始めたとか。同じく新潟県糸魚川市の藤崎観音堂では毎年1月17日、ふんどし一丁の若衆が厄年の人を「サッシャゲ、サッシャゲ」の掛け声とともに天井に向かって放り上げる稀祭「裸胴上げ」まつりを開催。天井板を破るほどの勢いで放り上げられることもあり、熱気と歓声が沸き上がるらしい。

 スポーツでは、プロ野球で優勝したチームの監督がマウンド上で宙を舞うように、胴上げされるのは男性が多い。しかし、昨夏、日本に史上最多となる38個のメダルをもたらしたロンドン五輪では、3位の男子サッカーを上回り、女子サッカー“なでしこジャパン”が視聴率1位と2位を独占。決勝戦では惜しくもアメリカに敗れたものの、銀メダルが確定した早朝の東京・渋谷スクランブル交差点では、「ニッポン!なでしこ!」と雄叫びを上げて、パンツ一丁で胴上げされる若者の姿も見られた。

 U-20日本女子代表“ヤングなでしこ”では、長澤まさみ似の猶本光などが「可愛すぎて試合どころじゃない」と話題を集めるなど、“なでしこ”の勢いは留まる所を知らない。そんな中BeeTVでは、偉業を成し遂げた人を祝福して更なる飛躍を願う日本の伝統行事“胴上げ”を題材に、今春に晴れて高校を卒業し、4月から大学や専門学校など新たな未来へと羽ばたく女子高生たちに、一生忘れられない想い出を作るべく、新番組『胴上げなでしこ』の配信を開始した。


 今年1月、「全国地方別JK制服着こなし・萌えポイント解説」と題したイラストがTwitterに投稿され、3万件近くのリツイートによって拡散されたのはご存知だろうか。今月13日には、昨年の視聴率女王・米倉涼子が『家政婦のミタ』を手掛けたプロデューサーと組み、まさに体当たりで演じる『35歳の高校生』が放送開始となり、37歳で膝上15センチのミニスカ制服姿に「正直イケる」「イケナイものを見た」など賛否が過熱。また、「JK制服写真集アプリ」が密かな人気を集めるなど、第二次“女子高生バブル”が到来しつつある。

 

 

 『胴上げなでしこ』は全24話で配信され、総勢24人の女子高生たちが、3年間の想い出が沢山詰まった様々な制服姿で登場。記念すべき第1話では、千葉県立犢橋高等学校を卒業し、国際トラベル・ホテル・ブライダル専門学校へと進学するなでしこ、遊佐くるみさんを胴上げする。体育系男子の手により、ミニスカートのなでしこが何度となく宙を舞う様子を、クレーンで真上から撮影したスーパースロー映像など、あらゆる角度から堪能可能。なでしこにとって胴上げは初体験となり、純真無垢な反応も見逃せない。女優、モデル、アーティスト、幼稚園の先生など、彼女たちが進学先を選んだ理由や将来の夢は十人十色。なでしこの未来に幸あれ。

胴上げなでしこ - BeeTV
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