USJで迷惑行為を働き、それを自慢する内容の記事や写真をブログやツイッターにアップする騒動が相次いでいるが、今度は男子高校生の集団が東京ディズニーランド(TDL)で迷惑行為をしていたとし「炎上」騒ぎになっている。

生徒のものと思われるブログによれば、数人でビッグサンダー・マウンテンに乗り、走行中に立ち上がったため運転がストップし、運休になった。生徒は、客席ではない先頭の機関車部分に登った様子も写真撮影し、ブログにアップしていた。

「史上初はきっとゆーだい この先もないであろう レジェンド!!」

迷惑行為をした一人は、東京在住18歳だとブログのプロフィールに書いている。2012年4月21日付けの記事では、仲間数人とディズニーランドで遊んだ様子が写真とともにアップされた。ビッグサンダー・マウンテンでは、全員テンションが上がり、乗車中上半身裸になって騒ぐ様子が写っている。急降下前の坂をゆっくり登って頂上にいったとき、急に車両がストップした。

「君達がした事わかってるよね?ちょーキレた口調で言われ降ろされた 笑」

理由は、途中で立ち上がったのを危険と判断されたから。そして車両から降ろされた後にとんでもない行動をとる。集団の一人が先頭の機関車部分に登り、またがったのだ。まだ高度がある地点とみられ、極めて危険な行動だ。

ブログには、

「漢気見習いたい!笑 ビックサンダーマウンテンの1番先頭乗った人史上初はきっとゆーだい この先もないであろう レジェンド!!」

と書き、その写真もアップした。

このところテーマパークで迷惑行為をしたことに関して、自慢げにブログやツイッターで報告したとして「炎上」騒ぎになる例が相次いでいる。神戸大2年の男子学生(19)らがUSJでジェットコースターから身を乗り出し運行を止めたり、ボートをわざと転覆させて謝罪を求めたりした、などとブログに書き、4月上旬に騒動になった。同志社大学生は3月12日にUSJのアトラクション「ジュラシック・パーク・ザ・ライド」で水上を走る乗り物から陸地部分に飛び移り、約30分にわたって運行を停止させた、としてホームページ上に謝罪文を掲載した。同じく同志社大生を名乗る別の男性は、パリのディズニーランドでアトラクションから身を乗り出すなどした、と13年4月11日にツイッターで自慢した。

高校では「職員が見つけてきた。今は何も分かっていない」

今回の東京ディズニーランドのブログ記事は1年ほど前に書かれたものだが、ネットでは迷惑行為を自慢している書き込みが他にもあるはずだと捜索が行われていた。13年4月21日に、掲示板「2ちゃんねる」に、「ディズニーランドでもDQNによる迷惑行為発覚 拡散しなさい」といったスレが立ち、問題のブログのリンクが張られた。このときはこのブログに付いたコメントはゼロだったが、次第に、

「あんたら頭おかしいんじゃない?デリカシーなさすぎ」
「お前ら二度とディズニー来るな。入園禁止になればいいのに」
「TDRに通報しました。もう二度と来ないでください」

などといった批判コメントが殺到するようになり、このブログのアカウントは間もなく削除された。

ネットで「犯人」とされた人物が通っているとみられる都内の高校に13年4月22日の夕方に問い合わせてみたところ、同校の教頭は、

「今回の件を知ったのは4月22日の朝で、職員の一人が見つけてきた。今は調査中でまだ何も分かっていない」

とだけ話している。