『奇跡のリンゴ』で献身的な妻役を演じた菅野美穂

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阿部サダヲ、菅野美穂の共演作『奇跡のリンゴ』(6月8日公開)の完成報告会見が、4月22日に東京国際フォーラムで開催。阿部、菅野、山崎努、音楽を担当した久石譲、原作のモデルである木村秋則、中村義洋監督が登壇。先日、堺雅人と入籍した菅野は、劇中の木村夫妻について「改めて素敵なご夫婦だと思ったので、今回出演させてもらって良かったなと。私も頑張りたいと思います」と語った。

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本作は、絶対不可能と言われていた、りんごの無農薬栽培を足掛け11年で成功させた実話の映画化作品。阿部は「自分の出ている映画を見て、気付かないうちに泣いてたってのは初めてのことでした」と語った。菅野は阿部について「今までの阿部さんにはなかった一面が映っていて、びっくりしました」と共演の感想を語った。

また、演じた木村夫妻について阿部は「奇跡みたいな夫婦。理解できないほどの純愛があった」と言うと、菅野も「奥様が苦労していた時の方が良かったと仰っていて。今は夢が叶ったけど、木村さんが講演でお家を空ける時が多くなったからと。それを聞いて何て素敵なご夫婦なんだろうと。木村さんが地球上で一番の奥さんだと言われてました。無敵のご夫婦だなと」と、感心しきりの様子だった。

山崎は、奇跡のリンゴを1つだけもらって、家族で分けあって食べたと言う。「その種を娘がまいて、芽が出ました」と、その写真を披露。味については「実に美味しかった。子供の頃に食べたようなリンゴの味で」とご満悦の様子だった。久石は、本作の音楽について「コンセプトは津軽のラテン人。マンドリンとかを使って、何とか木村さんの陽気さを出せないかと思った」とコメント。

監督は『ゴールデンスランバー』(10)、『チーム・バチスタの栄光』(08)などの中村義洋で、本作に懸けた思いは熱い。「木村さんの話は壮絶で。映画を作る際にも、普通の障害には負けていられないなと。いつも以上にやれること全てを注がせていただきました。精魂尽き果てました」。

木村の波乱万丈な生き様は、NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」にも取り上げられ、大きな反響を呼び、原作もノンフィクションとしては異例の累計34万部を記録(2013年4月現在)。リンゴ作りに夢中になる夫と、それを支える献身的な妻や健気な子供たちが織り成す感動作は、ハンカチ必携で臨みたい。【取材・文/山崎伸子】