日経平均の週足チャート(1年月)。緑が13週、赤が26週、青が52週の移動平均線(出所:株マップ)

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 G20財務相・中央銀行総裁会議は19日、日本の金融緩和は「デフレを止め内需を支えることを意図したもの」と明記した共同声明を採択して閉幕しました。

 「円安誘導」批判の回避を狙った日本には満額回答といえるでしょう。G20は、黒田緩和に「お墨付き」を与えたと考えます。実際、黒田総裁は、G20会議後の記者会見では「いっそう自信をもって金融政策を運営できる」と冗舌だったそうです。

日経平均は過熱感を伴いつつも上昇を続ける

 さて、今後の日経平均ですが、スピード調整リスクを内包しつつも、高値圏で堅調に推移する見通しです。テクニカル的に、日経平均の26週移動平均線(19日現在、1万893.68円)は23週連続で上昇しました。13週移動平均線(同、1万2050.27円)は22週連続で上昇しています。

 19日時点において、日経平均は26週移動平均線も13週移動平均線も、共に上回っています。しかし、19日現在、13週移動平均線との乖離率は10.51%(前週は13.65%)と依然10%超で、26週移動平均線とのそれは22.24%(同25.70%)と、こちらは20%超と超過熱状態です。

 当面の日経平均はテクニカル上の過熱感を伴いながらも、13週移動平均線を強力なサポートに、ジリジリと上値を追うというのがメインシナリオです。

 日経平均は4月5日の週の高値1万3225.62円を上にブレイクしたため、5日の週のレンジ(下値1万1805.78円と上値1万3225.62円)の値幅1419.84円を、1万3225.62円にリプレイスした1万4645.46円が中期的な上値メドと考えています。

 一方、13週移動平均線まで下落する前に意識しておくべきサポートは、まずは19日の週の1万3004.46円で、これを割り込んだら、5日終値1万2833.64円を考えておけばよいでしょう。ただし、13週移動平均線付近までの深刻、かつ、深い値幅調整の出現には想定を超える悪材料の出現が必要とみています。

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