J・マイケル・ストラジンスキー

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1990年代に製作されたSFドラマ『バビロン5』のクリエイターであるJ・マイケル・ストラジンスキーが、「アメリカのネットワーク局はSFを真剣に考えていない」と不満を述べている。

ストラジンスキーは、アメリカのインターネット掲示板Slash dotのインタビューにて、ネットワーク局でSFが放送されないのは、製作者がこのジャンルを恐れているからだと回答。かつて彼はTV局の重役たちが「宇宙を舞台にしたドラマは人気がない。視聴者は宇宙で登場人物に何が起きても関心がないからだ。観ている人は、地球での出来事だけに興味を持つ」と話しているのを聞いたという。

また、ストラジンスキーは「製作者はキャラクター重視のSFには興味がなく、いかに危機的な状況を逃れるかというストーリーが面白いと考えているんだ。地球の運命を賭けるような展開だけが最高だと思っている。普通のドラマを作っていたら、人間関係を円滑にしたり、殺人事件を解決すれば世界を救えるなんて考えないよね。でもSFドラマは、世界を救わないとダメなんだ」とコメント。さらにSFドラマの将来については「いつかTV局が、SFも他のドラマの製作と同じだと気づいてほしい。ストーリーを理論的に考え、キャラクターを重視し、独創的なアイディアをひねり出し、その先の展開を考えていくわけだからね。しかし、それは私が生きている間には無理みたいだね」と悲観的な見方を隠せない。

そんなストラジンスキーが手がける次の新作ドラマは、『マトリックス』のウォシャウスキー姉弟監督と共同で製作する『Sense8』。オンライン配信のNetflixによるドラマなので、ネットワーク局よりは制約は少ないだろう。(海外ドラマNAVI)



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