「ウォーキング・デッド」脚本家のグレン・マザラ写真提供:アマナイメージズ

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1980年にスタンリー・キューブリック監督によって映画化された、スティーブン・キングの長編小説「シャイニング」(77)のプリクエル(前章)にあたる映画プロジェクトが進行中だが、その脚本家として、大ヒットドラマ「ウォーキング・デッド」のショーランナーを務めたグレン・マザラが交渉中だと米Deadlineが報じた。

テレビシリーズ版「クラッシュ」のクリエイターでもあるマザラは、フランク・ダラボンが降板したのちの「ウォーキング・デッド」シーズン2と3の制作責任者を務めた実績を持つ。

米ワーナー・ブラザースが進めている同プリクエルのタイトルは「オーバールック・ホテル(The Overlook Hotel)」。映画ではジャック・ニコルソンが演じた作家ジャック・トランスが、管理人として妻子と一緒に住み込む山奥のホテルの名前だ。今回の前章では、一家が移り住む以前に同ホテルで起こった惨劇が描かれる見込みだが、原作では当初プロローグとして描かれたその部分が最終的にカットされている。

ちなみに、原作者キングは、今回のプリクエルについてあまり快く思っていないようだ。ひとつには権利の問題があり、ワーナーは80年の「シャイニング」製作時に原作の映画化権を獲得しているが、その権利の範囲が現時点では不明瞭だという。すでに30年以上前の話で、権利が原作者のもとに戻っている可能性もある。

キングは米エンターテインメント・ウィークリー誌に対して、「企画を阻止するとは言っていない。私はどちらかと言えばいい奴だからね。(中略)自分の作品がどう展開されていくのか、いつも興味深く見守っている。しかし、(『シャイニング』のプリクエルについては)実現しなくても満足だ」とコメントしている。

なお、キングが「シャイニング」のダニー少年のその後を描いた続編は、「Doctor Sleep」のタイトルで今年9月24日の刊行を予定している。

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