2歳児でネイティブ並みの発音に - 幼児向け英語教育の重要性

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グローバル社会となり、「英語が苦手」「英語に自信がない」ということで肩身の狭い思いをしている人も多いだろう。こんなに”使える英語”の重要性が叫ばれたことは、いまだかつてなかったのではないだろうか。一昨年からは、小学5年6年での英語必修化もスタート。日本全体で使える英語の習得へ動きだした感があるが、それならばいっそのこと「幼児のときから勉強したほうがいいのでは? 」と思うのも自然の流れと言える。

幼児が外国語として英語を学んだ場合、どんなメリットがあるのか。言語学の専門家らが指摘するのは、子供の「耳のよさ」だ。日本人にとって、「L」と「R」の発音を聴き分けることは難しいものだが、生後6か月では、日本人でもアメリカ人と同じように識別できるそうだ。それがだんだん母語に特化した耳になっていくため、外国語の音を聴き分ける力が失われてしまう。だからこそ、小さいときから英語に触れる機会を与えることが有効なのだ。

ベネッセの幼児英語教育ブランド「Worldwide Kids」に、0歳児から始められる「Stage0」が4月に誕生した。開発を手がけたベネッセコーポレーションWorldwide Kids編集長の石川千歳さんは、「赤ちゃんは、”愛着のある人”の言葉に興味を持って吸収するものです」と話す。いつも自分に愛情を注いでくれている母親をはじめとした自分に近い人間の話していることに、関心が高いという。その人のやりとりを聞き、自然にそれをインプットする。

「外国語である英語を学ぶときも同じなんですよ」と石川さん。そして、こう続ける。「親とのふれあいや遊びの中で聞いた言葉は吸収されやすい。単に長い時間CDやDVDを流しっぱなしにして子供に聞かせているだけでは、言葉として吸収できません。子供はいろいろな”シチュエーション”を経験することで、理解するからです。おうちの人とのコミュニケーションをとることで、意味のある英語として徐々に自分のものにしていくものなのです」。

0歳〜1歳半で英語を始めた子供は、日本語を話し始める2歳くらいから、英語の言葉も自然と発するそうだ。しかも、ネイティブのようにきれいな発音で。

そこで、子供が楽しく興味をもって覚える単語を石川さんに10個あげてもらった。読者の皆さんは意味がわかるだろうか。

1.bow wow

2.oink oink

3.quack quack

4.cook a doodle do

5.baa baa

6.broom,broom

7.honk,honk

8.beep,beep

9.ding,ding,ding

10.clickety clack

もしかすると初めて見る言葉もあるかもしれないが、これらはすべて英語圏で育った子供なら誰もが知っている簡単なもの。1〜5までは動物の鳴き声で、正解は「1.ワンワン(doggy)」「2.ブーブー(piggy)」「3.クワックワッ(ducky)」「4.コケコッコー(rooster)」「5.メエーメエー(sheep)」。

日本人からすると、「そんな音に聞こえる? 」と不思議に思ってしまう言葉が多いが、子供にはそんな先入観がないので、音の響きが面白くて楽しいこういった鳴き声はウケがいい。また、これらの言葉はいろいろな「a」の音で構成されているが、子供ならそれを無意識に使い分けて発音することができるだろう。

6〜10までは乗り物の音。「6.ブーブー(car)」「7.ブーブー(truck)」「8.ブーブー(bus)」「9.リンリンリン(bicycle)」「10.ガタンゴトン(train)」。日本語だと車の音は「ブーブー」が一般的だが、英語だと車の種類によって出す音も変化する。6には日本人の苦手な「R」の音も入っているが、小さいときから聞いていれば子供はなんなくクリアしてしまう。

日本語と同時に覚えていく英語。”学習”というよりも、遊びの中に英語のエッセンスを入れてあげるというイメージに近いかもしれない。日本語もままならないのに、ネイティブ並みの発音で英語を話す我が子を見たら、思わず「天才かも! 」と思ってしまいそう。けれど、正しく英語を学ぶ環境を与えさえすれば、神童でなくても子供はどんどん吸収していくものなのだ。