エントリーは1日1回。狙いは15pips。あとはパソコンを閉じて眠るだけ。
毎日トレードを続けることで、ロンドンコーリング手法を編み出したボリ平さん。必要なのは、夕飯の後片づけの後のチャートチェックと注文だけ。シンプルで単純明快だ。


肝心なのは毎日トレードを続けること!
ここからは、ロンドンコーリング手法の実践編。手法自体は、いたってシンプルだ。まず、ニューヨーク市場が開く少し前(20時45分くらい)に、15時〜現在までを表示できる15分足のチャートを開き、15時〜現在までの最高値と最安値をチェック。あとは、2つのイフダンOCO(IFO)注文を入れれば完了だ。IFO注文?…最高値に逆指値の買い注文(最高値まで上がったら買い)、そこから15pips上に利益確定の「売り指値」、15p ips下に損切りの「売り逆指値」を入れる。IFO注文?…最安値に逆指値の売り注文(最安値まで下がったら売り)、そこから15pips下に利益確定の「買い指値」、15p ips上に損切りの「売り逆指値」を入れる。

エントリーは1日1回。勝っても負けても15pipsというわけだ。これなら、夕飯の片づけが終わった後にでも、さっと注文を済ませてしまうことができるはずだ。「相場が大きく動く傾向のあるニューヨーク時間なのに、たった15p ips?と思われるかもしれませんが、これでいいんです。15という数字も適当に設定したわけではなく、さまざまな値幅を実際に試してみた結果、ベストだということがわかったからです」

大切なのは、1日や2日連敗したからといって取引をやめてしまわないこと。「1カ月、2カ月と取引を続けることが重要」だという。

ロンドンコーリング手法は、いわゆる「高値・安値ブレイク」の理論を利用したものだが、理論上だけの手法ではない。約1年半の実践を通し、途中で手を加えていったことで生まれたもの。ここでは米ドル/円をベースにしているが、ユーロ/米ドルや英ポンド/米ドルなど、取引量の多い通貨ペアであれば応用が可能だという。このロンドンコーリング手法には、もうひとつ大切なルールがある。重要指標の発表時には取引を休むことだ。「重要な経済指標の発表があると、為替相場でもそれまでのテクニカルの流れと関係なく、大きく値が動くケースがあります。そういうときに、普段と同じ手法で取引してはダメ。ときには、トレードを休むことも大事なんです。安定して勝つためには、リスクの大きい日にあえてトレードをする必要はないですからね」

特にトレードを避けたいのは、米国雇用統計とFOMC(連邦公開市場委員会)の開催日だという。米国雇用統計は、原則、毎月第1金曜日に発表される。FOMCは1〜2カ月に1度開催されるので、あらかじめネットなどで日程を確認しておこう。ちなみに、欧米では3月半ばから11月初旬は夏時間になるので、取引も1時間繰り上げて行なう必要があるので要注意。



月・金は逆張りで勝率アップも
ロンドンコーリング手法は、高値をブレイクしたら買い、安値をブレイクしたら売りという順張り。しかし、ボリ平さんはトレードを続けるうちに、この手法だと月曜日と金曜日の勝率が悪いことに気づいた。そこで、月・金だけ「最高値まで上がったら売り指値、最安値まで下がったら買い逆指値」という、「ロンドンコーリング逆張りバージョン」を導入。すると、勝率がぐんとアップしたという。

「何円動いたか」という数字ではなく、常に「どうやったら勝てるのか」を考えるのが大事というボリ平さん。ほかにも「勝率のいい火曜日はロット数を増やそう」「ニューヨーク相場が始まって30分間は、相場が大きく動くこともあるから様子見」など、日々のトレードで気づいたことをどんどん手法に応用。これが勝率アップの秘訣なのだ。

ボリ平

会社勤めとFXの稼ぎで3人の子供を養う、名古屋在住のシングルマザー。3万円でFXを始め、今では給料以上の稼ぎを叩き出すトレーダーに成長。趣味は、格闘技、釣り、サーフィンなど多彩。

ボリ平さんの投資手法が詰まった『給料分を稼ぐ超シンプルFX』(ダイヤモンド社)。ここで紹介した手法以外にも、相場で稼ぐさまざまなテクニックや手法が満載だ。




この記事は「WEBネットマネー2013年5月号」に掲載されたものです。