貫地谷しほりが竹中直人に感謝のキス

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昨年解散した劇団「東京セレソンデラックス」の宅間孝行が脚本を書き下ろした作・演出の舞台を、堤幸彦監督が映画化した「くちづけ」の完成会見が4月18日、都内のホテルで行われた。

舞台では宅間が主演したが、映画版では貫地谷しほりと竹中直人が演じたマコと愛情いっぽんの父娘関係を軸にドラマを再構築。2010年の舞台を見て感動し、誰が監督でもいいから映画化した方がいいと勧めていた堤監督は、自らメガホンをとることになり「天命だと思いました。劇団のような撮影にしたいと思い、5台のカメラで細かくカットを割らず、台本22ページ分を1度も止めずに撮ったこともあった。密度の濃い演劇の中継のような熱がきっちり映っている」と自信のほどをアピールした。

映画初主演となった貫地谷は、「素晴しい脚本で、最初に読んだ時は涙が止まらなかった。これは覚悟しなければという思いが強くなった」と強調。竹中とは3度目の共演で、父娘という設定も2度目とあって、「根底にあるのは親子の愛なので、お父さんの愛を感じていました。素敵なお父さんでした」と笑顔で振り返った。

そんな愛娘をいとおしそうに見つめていた竹中は、「いつも独特で、その独特さがどんどん増していって、もう最高」とべた褒め。「マコに『いっぽん』と声をかけられた時からお父さんになっちゃいました。あとは一生懸命やりました」と照れまくりだ。

そこで、「親子愛診断」というアプリを使って、貫地谷と竹中の愛称をチェック。竹中が「80%くらいかな」と言うと、貫地谷が「低くないですか。120%ですよ」と突っ込み、結果は95%で「恋人のような親子」。2人はうれしそうな笑みを浮かべ見つめ合っていた。

そして貫地谷は堤監督、宅間、橋本愛の順に感謝の言葉をおくるうちに思わず泣き顔に。最後は、「どんな時も一緒で優しく、すごく励みになりました。ありがとう」と竹中のほおに感謝のキス。これには竹中も「返す言葉もありません」と恐縮しきりだった。

「くちづけ」は、知的障害者たちの自立支援のためのグループホームを舞台に、そこで暮らす人々の悲喜こもごもを描く群像劇。5月25日から全国で公開される。

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