サンボが“キス我慢”主題歌に、深夜2時のお笑い番組が起こした奇跡。

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深夜のバラエティ番組「ゴッドタン」(テレビ東京系)の人気企画「キス我慢選手権」の映画版「ゴッドタン キス我慢選手権THE MOVIE」が4月18日に発表され、主題歌にサンボマスターの新曲「孤独とランデブー」が起用されることがわかった。

おぎやはぎと劇団ひとりがMCを務める「ゴッドタン」は、放送開始から6年、これまで数々の人気企画が誕生してきたが、中でも最も熱狂的にファンに支持されているのが「キス我慢選手権」だ。セクシーな美女に誘惑された芸人たちがアドリブで芝居をしながら、キスを我慢するというこの企画。劇団ひとりはこの「キス我慢選手権」において、驚異的なアドリブ力と、憑依型の演技力を開花させたことでも知られている。

そして、DVDシリーズの売上累計も50万枚を突破。そんな勢いに乗るコンテンツが、“まさか”の形でスクリーンに登場するのが今回の映画化だ。

サンボマスターはもともと「ゴッドタン」のファンを公言しており、映画サイドからのオファーを快諾。映画版のために新曲「孤独とランデブー」を書き下ろした。

ボーカルの山口隆は「バラエティー番組だけれども『ゴッドタン』のもつ二枚目な部分に惚れている」とコメント。楽曲は映画のエンディングを飾るのにふさわしく、ドラマティックでダンサブルなナンバーに仕上がったとのことで、今後、映画の告知などで耳にすることも多くなりそうだ。なお、楽曲のリリース時期については今後順次発表していくという。


☆「ゴッドタン キス我慢選手権THE MOVIE」佐久間宣行監督 Q&A

Q:「キス我慢選手権」の映画化はいつ頃から視野に入れて、番組作りをされていましたか?

A:1年ほど前からです。番組が5年以上続いたら、なにか大きいプロジェクトを進めたいと思ってました。キス我慢ファーストシーズンが終わった時から、次にこの企画を復活させるときは、よりくだらなくてワクワクできる仕掛けをしたいと思っていたので、映画にするっていうのが一番バカみたいで笑えるなあと。

Q:オールロケ、爆破、総数20台のカメラ、クレーン、中継車4台等多岐に渡る機材を使用しての撮影は初めての試みだったかと思います。実際撮影してみていかがでしたか?

A:一発本番だし主役はオールアドリブ、なのにロケで爆破もあるってことで、主役抜きのリハーサルから本番直前までの現場の緊張感は半端なかったです。みんな吐きそうな顔してました(笑)。 撮影している間は必死すぎてあまり記憶がないです。ただ、劇団ひとりのアドリブが半端なくて、笑いながらやっぱりこの人凄いなあと思ってました。

Q:劇団ひとりさんの驚異的なアドリブ力は、以前から注目されていたのですか? それとも、キス我慢選手権に出演されて初めて発見されたものですか?

A:キス我慢からです。2005年に初回のキス我慢を収録したのですが、彼のアドリブで企画が異次元に引き上げられていく様を目の当たりにしました。そのときからずっと、番組の一番の武器だと思ってます。

Q:竹内力さん、京本政樹さん、渡辺いっけいさん等、この映画化の機会に「キス我慢」ファミリーとなった豪華キャストの皆様。撮影でご一緒されていかがでしたか?

A:皆さんが全力でやってくださるんで感動しました。本気でやったほうが笑えるし面白い、これ意外にわからない方もいて、お笑いのジャンルにくるとふざけちゃう場合があるんですが、今回の皆さんはまったく違いました。ガンガンマジ芝居を劇団ひとりにぶつけてくれて、結果劇団ひとりのアドリブも凄いのが出た。感謝しきりです。

Q:これからご覧になるお客様へ、映画の見どころなどメッセージを御願い致します。

A:ガチで何も知らない劇団ひとりに次から次へと襲いかかるストーリーと役者陣の熱演。徹底的に追い込まれた先で生まれる信じられないアドリブの数々に爆笑してください。最後にはまさかの感動も待ってます。正直、劇場でこんなに爆笑できる映画はないと思っています。深夜2時の小さなお笑い番組が起こした奇跡をご覧ください。


☆作品概要

タイトル:「ゴッドタン キス我慢選手権 THE MOVIE」
出演:川島省吾(劇団ひとり)、おぎやはぎ、バナナマン、みひろ、岩井秀人/京本政樹(特別出演)、葵つかさ、紗倉まな、マキタスポーツ、窪田正孝、オクイシュージ、駒木根隆介、バカリズム、東京03、松丸友紀、武蔵、やべきょうすけ、ミッキー・カーチス、斎藤工、渡辺いっけい、竹内力
脚本:オークラ、佐久間宣行
音楽:岩崎太整
監督:佐久間宣行
主題歌:「孤独とランデブー」サンボマスター(ビクターエンタテインメント)
公開表記:6月28日(金)よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国ロードショー
配給:東宝映像事業部 /(C)2013「キス我慢選手権 THE MOVIE」製作委員会