埼玉県出身のガリガリ君、製造工程とともにその歩みを振り返ってみた

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埼玉県生まれの人気キャラクターと言えば、クレヨンしんちゃん! でももうひとり、埼玉出身の元気な男の子キャラがいる。それは棒アイスの「ガリガリ君」だ。東京と比べると公園も校庭も比較的広く、「元気に子育てしたい!と願うお母さんが多い」(埼玉県在住主婦)という土地柄ゆえ、元気な男の子キャラも育ちやすい!?

ガリガリ君は基本のソーダ味の他に様々なフレーバーがそろい、時にはリッチコーンポタージュ味など、ユニークな味も発売されることで有名だ。そのガリガリ君を製造する「赤城乳業」は、埼玉県の深谷に本社があり、ガリガリ君のプロフィールにも埼玉県深谷市出身と記されている。そんなガリガリ君に会いに、本社で実施している工場見学へ行って来た。

工場に着くといきなり目に飛び込んできたのは、外壁にどんと掲げられた大きなガリガリ君の看板。ここは日本最大のアイスクリームの生産工場で、日本国内で販売する全てのアイスの、実に10%を製造することができるんだとか。

ガリガリ君はフルーツ味が多いことから、味をイメージしてか、敷地内にはトロピカルな南国の樹木が植えられている。施設内に入ればあちこちにガリガリ君が描かれており、テンションもアップ! また、ソーダ色がインテリアのポイントになっていたり、待合室のソファもガリガリ君になっていたりと、子供ならずとも楽しくなってくる。

工場内は全ての工程がガラス越しに見えるようになっている。まずは投入室で材料をミックス。あの機械はなんだろう?と思っていると、すかさずスタッフが「なめらかさを出すために、材料に圧力をかけているんですよ」と解説。全ての工程において、ちゃんと説明してくれるのがうれしい。

ガリガリ君のあの「ガリガリ」感を出す、氷を砕く作業も見られる。最終的には、棒を指して完成したら包装、冷凍庫で保管、そして全国へと旅立っていく。工場見学は約90分の工程。その中でもお楽しみはなんといってもアイスの試食! ガリガリ君を含む3種類ほどのラインナップから選んで、好みのアイスを食べられる。

その後、「ガリガリ神社」のある「ガリガリ君広場」へ移動。こちらの神社には、大仏様になったガリガリ君が鎮座している。願い事を書く絵馬は、ここではアイスの棒なのだ! また、ガリガリ君グッズのショップもあり、帽子やメモ帳、ゲームや絵本など、人に自慢したくなるようなおもしろアイテムが展開されている。

ほかにも等身大ガリガリ君と撮影したり、お土産にガリガリ君グッズをもらえたりするなど、かなり充実した90分を過ごせた。こちらの工場見学は空き状況を赤城乳業webサイトで確認して、電話で申し込みをするシステムとなっている。学校が休みになるシーズンは特に、あっという間に予約でいっぱいになるそうなので、早めに申し込みをするようにしよう。

ここでひとつ、ガリガリ君に関して質問。ガリガリ君はいつ発売になったかご存知だろうか? 実は1981年が発売開始のため、あの元気な少年はアラサーということになる。発売初期のガリガリ君のパッケージを見てみると、なんとなく今よりもガリガリ君がませている感じがする。ガリガリ君が“ヤッタ!!”と喜んでいるのは、当たり棒を引いたという設定なのだ。

1986〜89年頃のガリガリ君は「ボッボカァ、元気が一番」だそうで、走るの二番、勉強は三番だと言っている。今はなかなか見かけることのできない、ワンパク坊主っぷりがよく出ているではないか。当時の子供たちは、ガリガリ君をおやつに食べた後は、きっと元気に友だちと走り回っていたのだろう。

90年代に入ると水中眼鏡をしたガリガリ君も現れ、ちょっと今風に。また、91年には価格が50円から60円に改定されたが、売り上げには影響しなかったという。おそるべしガリガリ君の人気っぷり!

2000年代に入るとCG風になり、今のガリガリ君スタイルへ。2006年は特に華やかな年で、マンゴー味も登場した。

また同じく2006年には、ソーダキャンディの中にソーダクリームの入ったガリ子ちゃんも登場。おみくじ付きのガリガリ君リッチミルクミルクも話題となった。

2012年にはリッチシリーズに、味が想像しがたいリッチコーンポタージュ味が加わり、大きな話題を呼んだ。あまりにも爆発的に売れてしまい、3日で販売休止となる伝説を残した商品だが、2013年3月に販売再開となった。これからどんな驚きの味が展開されるのか、どんどん広がるガリガリ君の世界から目が離せない。