IMFの世界経済見通し〜日本の経済成長率は上方修正

写真拡大

IMF(国際通貨基金)は4月16日に世界経済見通しを改定し、2013年の世界の成長率予想を3.3%(1月時点3.5%)、2014年の予想を4.0%(同4.1%)としました。IMFは見通しの中で、金融不安などのリスクが後退する中、「世界の景気見通しは再び改善している」との見方を示したものの、ユーロ圏の景気後退や新興国の成長率の鈍化などを背景に、両年の予想をわずかに下方修正しました。

先進国の成長率は、2013年が1.2%、2014年が2.2%になる見通しです。米国では、強制的な歳出削減の影響が予想されることを踏まえ、2013年の成長率予測を1.9%に引き下げました。2014年については住宅市場の回復や、FRB(米連邦準備制度理事会)による緩和的な金融政策を追い風に成長率は3%に加速すると予想しました。また、日本については、日銀の大胆な金融緩和策が日本経済の回復を後押しし、財政支出なども成長を底上げするとして、2013年、2014年の成長率を1.6%、1.4%と上方修正しました。一方、ユーロ圏では、ドイツが底堅い成長を続けているものの、フランスやイタリア、スペインなどの景気低迷が影響するとし、2013年の成長率を▲0.3%へと引き下げました。ただし、2014年にはユーロ圏全体でプラス成長になる見通しです。

新興国の成長率は、2013年が5.3%、2014年が5.7%になる見通しです。IMFでは、欧州を中心とした先進国の景気減速が新興国の成長に影響を与えているものの、新興国では、個人消費が底堅く推移する中、輸出が回復するなど、多くの国や地域でより高い成長がみられていると指摘しています。また、欧州の先進国の需要が徐々に回復するに従い、同地域の新興国の景気回復が加速するとしています。なお、中国の経済成長率を、2013年、2014年ともに引き下げましたが、引き続き8%以上の高い成長率を維持する見通しです。

(※上記は過去のものおよび予想であり、将来の運用成果等を約束するものではありません。)

(2013年4月17日 日興アセットマネジメント作成)

●日興アセットマネジメントが提供する、マーケットの旬な話題が楽に読める「楽読」からの転載です。→「楽読」