全ての人間に真の自由を、という理想に向かって突き進むリンカーンの姿を映し出す/[C]2012 TWENTIETH CENTURY FOX FILM CORPORATION and DREAMWORKS II DISTRIBUTION CO., LLC

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スティーヴン・スピルバーグ監督がダニエル・デイ=ルイス主演で第16代大統領エイブラハム・リンカーンの苦悩を描いた『リンカーン』(4月19日公開)。本作の公開に先駆け行われた試写会後のアンケート調査からは、「こんな上司がほしい!」「現代企業に通用する普遍性」などの声があがり、リンカーンのリーダー性を男女が切望していることがわかった。

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本作で見たリンカーンの印象は、「リンカーンの本当の姿を見た感じがした。私たちと同じ弱い人間だからこそ素晴らしい人だと思った」(50代・女性)、「熱い思いを秘めて、冷静かつあふれる思いに人としての生き様を感じた」(40代・男性)などのコメントが寄せられた。男女間での見方も様々で、男性はリンカーンの政治的駆け引きや、リンカーンの人格に特に面白さを感じたようで、「野望を内に秘め、事を成し遂げるための駆け引きがうまい人だと思った」(20代・男性)、「表面的な史実しか知らなかったので、公私とも静かで、かつ熱い思いで人生を駆け抜けたとは思わなかった」(30代・男性)、女性は「大統領であり、そして家族の関係に苦悩し、修復していく様に感動した」(30代・女性)、「母として妻としてのメアリーの思いも同じ女性としてわかる」(30代・女性)など、父と子の姿や夫婦の関係性に共感したようだ。

「本作鑑賞前と鑑賞後でリンカーンの印象は変わったか?」という質問には、約9割が「はい」と回答し、「もともと好きな偉人ではあったが、大統領であり、家族との出来事を通じて、一人の人間であることを感じた」(30代・女性)、「単なる南北戦争を勝利に導いた指導者ではなく、憲法改正を成し遂げた政治家だったんですね」(40代・男性)と、学生時代に授業で習ったリンカーン大統領の姿よりも、本作でより身近に感じられる、一人のリンカーンという人物を感じることができたようだ。また、「いいえ」と回答したなかには、「もともと、あまり知識がなかったため、(印象が)変わったと言うより勉強になった」(30代・女性)というポジティブな意見も寄せられた。

全ての人間に真の自由を、という理想に向かって突き進むリンカーンの姿に、「ある時は静かに語りかけ、必要に応じて激しく話をする静と動の使い分けが素晴らしかった」(40代・男性)、リーダーとしての資質には「現代の社会や企業の中においても通用する普遍性がある」(40代・男性)、「緊迫した雰囲気に包まれているにも関わらず、大統領自らが周りをリラックスさせる発言ができる姿に感銘を受けました。そういうリーダーの下で働きたいです」(20代・女性)、「トップの孤独な気持ちとは裏腹に、圧倒的なリーダーシップに感動しました。目標に得ていないメンバーを叱咤激励し、鼓舞するシーン胸が震えました。あんな上司がほしいです!」(30代・女性)と、リーダーとして、上司としての姿に共感や憧れを示した。

「偉大な指導者が求められる今こそ、この物語を知ってほしい」という願いを込めたスピルバーグ監督が、家庭人としてのリンカーンの葛藤にも迫った本作。その姿を是非とも劇場で見つめてもらいたい。【Movie Walker】