神奈川県・横浜で「井上ひさし展」開催。蔵書や愛用の文具なども展示

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神奈川近代文学館(横浜市中区)は4月20日〜6月9日にかけて、「井上ひさし展 - 21世紀の君たちに - 」を開催する。

井上ひさし(1934年〜2010年)は、日本の小説家・劇作家。『吉里吉里人』や子供たちの漂流記『ひょっこりひょうたん島』(山元護久氏との共作)の作者としても有名で、厳しい状況下でも笑いを忘れず、仲間とともに理想郷(ユートピア)を追い求める主人公たちの姿が、作品の魅力となっている。

同展は、井上ひさし没後3年に開催する展覧会。第1部で作家となるまでの歩みをたどり、 第2部では21世紀へのメッセージを、「吉里吉里人」「きらめく星座」などの作品で読み解いていく。 第3部では、書物に残された過去を物語に再生し、 同時代や未来の人たちへ手渡す「中継走者」としての創作活動を、蔵書や創作メモ、愛用の文具などで展覧する。

関連行事として、4月27日に記念対談「ひさしさんとの23年」を開催。井上ユリ氏(井上ひさし夫人)、松山巖氏(小説家・評論家・本展編集委員)が出演。5月4日・5日には、井上ひさし最愛の映画「ミラノの奇蹟」上映会を実施する。記念講演会「『ユートピア』と井上ひさし文学」は5月19日、「評伝劇と音楽劇」は5月26日に開催。

また6月1日は、俳優の辻萬長が出演し、記念朗読会を行う。ギャラリートークは、会期中の毎週金曜日の14時から、展示館1階エントランスホールで開催。

同展は4月20日〜6月9日に開催。休館日は月曜日(4月29日、5月6日は開館)。時間は9時30分〜17時。観覧料は、 一般600円、65歳以上・20歳未満及び学生は300円、高校生100円、中学生以下は入場無料。※東日本大震災の罹災証明書、被災証明書等の提示で無料になる