コロッケとクレヨンしんちゃんはそっくり!?抜群のコンビネーションでポーズ!

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人気アニメの劇場版第21弾『映画クレヨンしんちゃん バカうまっ!B級グルメサバイバル!!』が、いよいよ4月20日(土)より公開される。今回、ゲスト声優に抜擢されたのが、ものまねタレントの先駆者、コロッケだ。「しんちゃんと僕はそっくり!」と笑う彼に、しんちゃんの魅力やエンタテインメントの真髄をたっぷりと語ってもらった。

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B級グルメ消滅の危機を救う伝説のソースをめぐって、しんちゃんをはじめとするカスカベ防衛隊の面々が大活躍する本作。コロッケは、下町コロッケを販売する“下町コロッケどん”の他、“鳥つくねの三郎”“おでんの伝助”“草だんごのヤス”の3役にチャレンジ。愛嬌たっぷりな役柄を見事に演じ分けているが、意外にも芸暦30年以上のなかで、アニメ声優は初めてだという。「皆さん驚かれるんですよね。僕もお話をいただいた時、『本当に!?』って疑いました。嬉しかったですね!」と興奮を隠せない。嬉しさの理由は、しんちゃんに感じる親近感だったようだ。「僕ね、ふざけちゃいけないところでふざけちゃうんです。それはしんちゃんと全く一緒!ご本人の前で色々なものまねをやっちゃうのも、そうじゃないですか(笑)」。

さらに「精神年齢はしんちゃんよりは上だと思うけれど、小学校4年生くらいかもしれないですね」と続ける。「ロボコップを見て、『五木ひろしさんだ!』と思いつくこと自体が大人じゃないでしょう(笑)?。いつも本能のままで、そういう感覚でいると、自然とネタができるんです。しんちゃんも、『こうしてやろう』という計算がないんですよね。思ったまま、やりたいからやっちゃう。そして、怒られる。怒られたら謝るけど、すぐに忘れる(笑)。反省しないところもそっくり!でも、僕がものまねの一つ、一つに反省をしていたら、こんなに長く続けられてはいないかもしれませんね」。ネタの発想力にはいつも驚かされるが、その秘訣は子供心にあったようだ。

「いつも楽しんでいたいんです」とうなずく。「僕はものすごくプラス思考だし、転んですりむいたとしても全然、平気ですね!『骨を折らなくて良かった』と思う。嫌なことがあったとしても、ため息をつくんじゃなくて、変な顔で『嫌だー』とか言ってみるんです。ネガティブな空気って周りを巻き込むでしょう?それって良くない。そこで変な顔をしてみたり、笑いにすることで、重い空気がガラッと変わったりする。しんちゃんはふざけることで、みんなを良い空気に巻き込んでいるんですよね。ふざけた子供の代表はしんちゃん。大人では、志村けんさんもそうですよね。だから、僕はいくつまでふざけられるかが今のテーマなんです。志村さんがあの歳でふざけているんだから、僕もまだまだふざけないと(笑)!」。

重い空気がガラッと変わる。しんちゃんには、そんな周りを巻き込むパワーがある。今回も、しんちゃんの思いつきをきっかけに、カスカベ防衛隊も騒動に巻き込まれていく。「今回はシリーズのなかでも、よりチームワークを感じられる作品になっています。やっぱりチームワークって、とても大事なこと。僕も“ものまね四天王”は励ましあってきた戦友です。今は若い後輩たちもたくさんいるので、彼らにも『一生ふざけろよ!』と話しているんですよ」。

幅広い層から熱い支持を受ける『クレヨンしんちゃん』。コロッケの芸風もまさに、大人から子供まで楽しめるものだ。「僕は、自分の芸はエンタテインメントだという考えをベースにしています。『クレヨンしんちゃん』は、家族で楽しめるエンタテインメント。まず笑いがあって、そのなかに優しさも、ホロリとくるものも全てが入っている。僕が考えているエンタテインメントととても近いんです」。

「今は家族で見られるものがなくなってきている」としみじみと話す。「エンタテインメントとは、見ている時じゃなくて、見た後に始まるものだと思っていて。見た後に会話が増えるものが一番のエンタテインメント。本作も、見た後に『あのB級グルメ、美味しそうだったね』とおじいちゃんとお孫さんが話したり、1年、5年、10年と経っても、『あの時のしんちゃんって面白かったよね』と言ってもらえる映画。そうやって、会話の主軸になれるのが、本当のエンタテインメントだと思うんです」。

最後に、仕事を続けるうえでモットーにしていることを聞いてみた。「常に『相手が一番、自分が二番』だと思うようにしています。ベテランになればなるほど、その思いを強く持っています。自分が一番だと思うと、勘違いしちゃうだけですから」。

気持ち良い程の笑い声とサービス精神たっぷりにインタビューに答えてくれたコロッケ。まるで、しんちゃんがそのまま大人になったかのようないたずら心。そして、相手を立てる謙虚さ。最強のエンタテイナーであり、彼が長年愛される理由がひしひしと伝わってきた。是非とも劇場で、しんちゃんとコロッケの共演を楽しんでほしい。【取材・文/成田おり枝】