惜別「春江町終点」

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乗り物の世界では、春は大掛かりなダイヤ改正の季節。都内の鉄道関係では、副都心線と東横線の直通や、秋田新幹線の新型車両登場などが話題となっていますが、路線バスにも毎年様々なダイヤ改正があり、時刻の変更のみならず、路線の新設・廃止・経路変更などが相次ぎます。そんな中、今回は3月末をもって惜しくも廃止となった、江戸川区の都営バス「春江町終点」バス停をご紹介します。「○○終点」というバス停は、都営バスのお家芸的なネーミングで、かつては「浦安終点」「汐入終点」「足立流通センター終点」などがあり、いかにも場末の番外地にでも連れて行かれそうな、どこか郷愁の漂う行き先でしたが、これらのうち最後まで生き残ったのが[新小29]系統の「春江町終点」でした。いつか行かねばと思っているうちに月日は流れ、とうとう廃止の日を迎えるということで、桜の蕾もほころび始めた3月某日、都営新宿線一之江駅から「春江町終点」へと向かいました。
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駅前の乗り場へ来てまず驚いたのは、運転本数が激減していた事実です。平日は一日9本、土日は7本という少なさで、以前はこんなはずではなかったと思うのですが、やはりこれでは廃止もやむなしということなのでしょう。小岩駅への京成バスが並走していることもあり、ここに都営バスが路線を開設した経緯はともあれ、その役目はとうに終了していたのかもしれません。事前に時刻を確認せずに来てしまったことが悔やまれますが、次のバスまで待ち時間が2時間近くある状況はいかんともし難く、ひとまず歩いてバスのルートを辿ることにしました。