名優ピーター・ミュランが「思秋期」「DOG ALTOGETHER」の両作で主演(C)CHANNEL FOUR TELEVISION/UK FILM COUNCIL/EM MEDIA/OPTIMUM RELEASING/WARP X/INFLAMMABLE FILMS 2010

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「ボーン・アルティメイタム」「ブリッツ」の英俳優パディ・コンシダインが長編初メガホンをとり、サンダンス映画祭監督賞&審査員特別賞受賞ほか、主要映画賞25部門以上で受賞、ノミネートを受けた「思秋期」が、5月2日にDVD化されることが決定。映画.comは、同ソフトに特典映像として収録されるコシンダイン監督のデビュー作で、ベネチア国際映画祭銀獅子賞(短編映画部門)受賞作「DOG ALTOGETHER(犬畜生)」の冒頭6分間の映像を入手した。

「DOG ALTOGETHER(犬畜生)」は、俳優として活躍していたコシンダインが2007年に初めて監督(脚本も兼任)を務めた短編映画で、第67回ベネチア国際映画祭銀獅子賞(短編映画部門)、08年度英国アカデミー賞最優秀短編賞ほか、数多くの短編映画賞を受賞したドラマ作。今回の「思秋期」DVDへの収録で、日本初公開となる。

イギリスの寂れた町を舞台に、暴力と怒りにとらわれた初老の男ジョセフが、人生がさらに混乱へと陥っていくのを前に、希望に向けての一歩を踏み出そうとする姿を描く。主人公ジョセフを演じたのは、「マイ・ネーム・イズ・ジョー」でカンヌ映画際、「マグダレンの祈り」でベネチア国際映画際の栄誉に輝いた名優ピーター・ミュランだが、ミュラン演じるジョセフは、「思秋期」の主人公ジョセフとうり二つのキャラクターなのだ。

「思秋期」は、自分ではどうにもならない衝動的な怒りに捕われるジョセフが、逃げ込んだチャリティ・ショップで働く聡明な女性ハンナ(オリビア・コールマン)と出会い、癒されていく姿を追う。まさに「DOG ALTOGETHER(犬畜生)」を原点に、長編のヒューマンドラマとして人生の折り返しを迎えた男女の破滅と希望を描いた作品だ。「憧れの監督はケン・ローチ」と語るコシンダイン監督。同作へとつながる、暴力や人生の残酷な側面から目を逸らさない作家性は、「DOG ALTOGETHER(犬畜生)」の冒頭からもうかがい知ることができる。

「思秋期」DVDは5月2日リリース、レンタルも同日スタート。

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