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古くからワインをつくっている伝統的な産地はフランスやイタリア、ドイツなどの欧州地域だが、最近注目を集めているのが、オーストラリア、チリ、アルゼンチン、アメリカ、そしてニュージーランドを含むニューワールドのワインだ。ヨーロッパ系のワインに比べて、値段的に安いことは事実だが、高品質のワインも多く、ときには信じられないほどおいしいワインと出合える。そんなニューワールドの中でも、ひと際個性を発揮しているのがニュージーランド。

ニュージーランドは、
ロマンティックなワインカントリー!

温暖な海洋性気候のニュージーランドで生まれるワインは、軽やかで食事によく合う。ピュアな空気と緑豊かな景色を眺めながら、美味しい食事とともにワインを味わえば、その味も格別! この至福の体験が忘れられず、日本国内でもニュージーランドワインのファンは増加中だ。ニュージーランド国内には、ブドウ作りに恵まれた気候と、巧みなものづくり気質を持つニュージーランド人の国民性があいまって、至る所にワイナリーが点在している。ニュージーランドワインは赤白ワインの比率は約1:6と、圧倒的に白ワインの生産が多いのだが、最近はワイヘキ島のブティック・ワイナリーで生まれた赤ワインが世界的なコンペティションで1位を獲得するなど、実力も兼ね備えてきており、世界からも注目されているのだ。またピュアでクリーンな土壌を活かした自然派(オーガニック)ワインも数多くの名品が誕生している。ワイナリー巡りをする旅はニュージーランドの大きな魅力のひとつ。各旅行会社でプランニングされているプショナルツアーに参加するもよし。ぜひ土地と人々の魅力に触れてみて欲しい。

ワインカントリーといっても都心からそれほど遠くないのが、ニュージーランドのいいところ。オークランド近郊は、ニュージーランドを代表するワイン生産地帯のひとつで、北部の海洋性気候のマタカナではピノ・グリ、シャルドネを中心とする絶品白ワインにめぐり合える。またフェリーで35分のワイヘキ島は赤ワインに特徴のあるワイナリーの宝庫だ。今回は、オークランド近郊のワイン生産地帯の中から、北部のマタカナとワイヘキ島にスポットを当ててみる。都心部からのアクセスも良好なワインカントリーの世界へトリップしてみよう。ワインと共にグルメの数々をたっぷり堪能することもお忘れなく!

北部マタカナのワイナリー   ワイヘキ島のワイナリー   ニュージーランド・キュイジーヌとは? 

マタカナ地区はオークランドから北へ40分程の場所にあり、ブドウ畑とのどかな田園風景が美しいエリア。こじんまりとした特有のムードがまたいい。オークランドの影響が色濃く、お洒落で洗練されたライフスタイルの中で、毎週土曜日の午前中に開かれるマタカナ・ファーマーズマーケットへは、オークランドから週末通う人も多い。
ここの土壌は鉄分豊富な赤粘土質のため、ミネラル感豊富な赤ワイン(ボルドー・ブレンド)やピノ・グリなど実力派白ワインの名醸地となっている。家族経営規模のブティック・ワイナリーが多いが、「幻のワイン」と呼ばれ世界的にその評判が知れ渡ったシンデレラワイン「プロヴィダンス」もこの地方で作られている。
今回は、ワインにそれほど詳しくない初心者でも気軽に訪ねて、自然やアート鑑賞なども楽しめるおすすめワイナリーをご紹介!

ワイン通が恋に落ちる
マタカナとっておきのシークレットスポット

  • オードブル満載の盛り合わせ。ワインとの相性がいいフードとマリアージュを楽しめる。数人でシェアするのがおすすめ。

ブティック・ワイナリー「Brick Bay Wines(ブリック・ベイ・ワインズ)」はマタカナの隠れた秘宝としてワイン通にも人気が高い。ここのおすすめは、ピノ・グリの白ワイン。ミネラル感とコクのある味わいは、ランチなど日中の明るい日差しのもとで、ぜひじっくり味わいたい。

3ヘクタールのブドウ畑のうち、20%はピノ・グリ、その他はカベルネ・ソーヴィニョン、メルロー、カベルネ・フラン、マーベックが植えられている。併設されているレストランでは、のどかな景色のなか地のものを活かした食事やオードブルの盛り合わせと共に各種ワインが楽しめる。同ワイナリー内で作られているハチミツやオリーブオイルも、お洒落なお土産にぴったり。ぜひチェックして。

セラー・ドアーは2007年3月にオープンしたばかりの新しい建物で、敷地内にはアーティストたちのアートワークが配置された散策コース「スカルプチャー トレイル」(有料)があるなど、ワイン以外にも見所満載のスタイリッシュなスポットだ。マタカナのワインは、少量生産のためオークランド市内でも手に入る店が少なく、日本ではほとんど出回っていないので、気に入ったら迷わずゲットしたい。

・ ワイン通の注目度が高い希少なワインをゲットできる
・ ミネラル感たっぷりのピノ・グリ(白)がおすすめ
・ ファーロスというボルドー・ブレンドの赤ワインも評価が高い
INFO:
Brick Bay Wines(ブリック・ベイ・ワインズ) 
Kauri Drive, Sandspit, RD 2, Warkworth
Tel:+64 9-524 2831
Matakana Farmers Market 
2 Matakana Valley Rd, Matakana 0985, New Zealand
Tel:+64 21 141 4308


ワイヘキ島のワイナリー   ニュージーランド・キュイジーヌとは?  オークランドを訪れたら、マストで訪れて欲しいのが、ダウンタウンからフェリーでわずか35分の所に浮かぶ自然豊かな美しいワイヘキ島だ。92km2の島内には、いくつものきれいなビーチ、ワイナリー、オリーブ園、アートギャラリー、のどかな海辺の町が点在し、オークランドから日帰りで訪れることもできる。暑く乾燥した夏と水はけのよい土壌という理想的な環境で育まれる、ワイヘキ産の赤ワインはニュージーランドでもトップクラス。自然を満喫できる最高のロケーションのレストランで、味わうワインは最高!

さらに詳しく!「RELAX ISLAND オークランド近郊のネイチャーヒーリング ワイヘキ島」


ウェディングに人気の美しいワイナリー
絶景レストランで愛を誓う

  • レストランではスタイリッシュな盛り付けの洗練された料理が食べられる。フレンドリーなウェイターとの楽しい会話と素晴らしい景色で思い出に残るひとときを堪能して。

オークランドからのフェリーが着くマティアティアの埠頭から車でわずか2、3分。ワイヘキ島ならではのオーシャンビューを堪能できる丘に、ブドウ畑が広がっている。ここMudbrick Vineyard(マッドブリック・ヴィンヤード) では、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、マルベックをはじめとするハイクオリティな赤ワインや辛口のシャルドネを主とした白ワインを生産している。

美味なワインは言うまでもないが、このワイナリーのレストランからの絶景と美味しい料理は評判が高い。テラスからは、絵にかいたような雄大な田園風景と海が望める。夜はオークランド市街に向かって沈むサンセットと夜景が美しい。レストランは毎日休みなくランチ、ディナーを営業している。

またこのワイナリーで結婚式を挙げるオークランダーも多い。取材に訪れた日も、ランチの後から夕方にかけてウェディングの準備をしているところだった。ロマンティックなロケーションは、いつどんな時に訪れても最高の時を提供してくれるだろう。



ワインショップでは、各種ワインのテイスティングやお洒落な雑貨などお土産ショップもある。料理は、洗練されたスタイリッシュな一皿が楽しめる。

・ 併設のレストランでワイヘキ島のアイコニックな眺めとワインを堪能
・ ロマンティックなロゼは、赤ワインに近い濃厚な色合いが美しい  
・ ショップではワイングッズやコスメ、ファブリックなどお洒落雑貨も
INFO:
Mudbrick Vineyard(マッドブリック・ヴィンヤード)  
126 Church Bay Rd, Waiheke Island, Oneroa 1081, New Zealand
Tel:+64 9-372 9050

トップ・オブ・ザ・エレガントワインを生み出す
スーザン&ニール夫妻が営む実力派ワイナリー

  • ワイナリーについて説明してくれるスーザンさん。旦那さんや息子さんなどが日本に縁が深いそう。

ケネディ・ポイントは、スーザン&ニール夫妻により運営されている小さな家族経営のワイナリーながら、世界を驚かすほどのワインを生み出している実力派ワイナリーだ。

1996年よりブドウ栽培を始めた2人は、設立後10年を迎えた年に、数あるワイン・コンペティションのうちでも、最も名誉あるコンペティションと言われるロンドン・インターナショナル・ワイン・チャレンジで「ケネディ・ポイント・ヴィンヤード2007シラー」がトロフィーを受賞。フランスのローヌやオーストラリアのシラーズと言った銘々たるワインが参加した中での堂々一位を獲得し、また同ワインは、ベスト・ニュージーランド・レッド・ワインとしても評価されている。<br /><br />旦那さんのニール・クニムラさんは、日系ハワイアンでかつて日本に暮らしていたこともあるそう。彼らは自分たちのヴィンヤードを設立するため世界中を旅し、目的とするボルドー・スタイルのワインを造るのに最も適した場所を探し続けた。そして最終的にニュージーランドのワイヘキ島が一番適していると決断し、ここに居を構えることになったという。「ワイン作りをするにしても、暮らすにしても、こんなに私たちに最適なところはないわ」と語るスーザンさん。その言葉からも、この島をこよなく愛している様子が伺える。

ケネディ・ポイントのワイン産出量は決して多くないため市場ではとても希少だ。2000年以降は、オーガニック栽培法を取り入れ、2005年にはニュージーランドのオーガニック認証も取得している。世界の頂点を極めたエレガントな味わいのシラーはもちろん、ブドウは手摘み、酵母もブドウについたものだけで賄っているという伝統的な製法で丁寧に作られているメルローにもぜひトライしてみて欲しい。この島にぴったりの滑らかでロマンティックな気分に浸れるワインに仕上がっている。

ワインバーとセラー・ドアーで自慢のワインとオリーブ、ハチミツも味わえる。また隣接したゲストハウスでは宿泊も可能。日本人と親しみの深いスーザンさんとニールさんに会いに、ぜひ訪れてみて欲しいブティック・ワイナリーだ


写真上:ワインバーでケネディ・ベイを眺めながらワインを楽しむ人々。スーザンさんが手掛けるハチミツも販売されている。 

・ LIWでトロフィーを獲得した実力を持つシラー(赤)はマスト・トライ!
・ おすすめのメルロー(赤)はチョコレートのような甘く耽美なアロマ
・ ここで作られるオーガニックなビオ・ワインは日本でも入手困難
INFO:
Kennedy Point Vineyard(ケネディ・ポイント・ヴィンヤード)  
44 Donald Bruce Rd, Kennedy Point, 1081 New Zealand
Tel:+64 9-372 5600

WAKANUI(ワカヌイ)/麻布十番

ニュージーランドの大手食肉会社の直営店としてオープンしたグリルダイニング。本国から一貫体制で届くビーフとラム肉を最高の状態で調理して提供する。ワインはもちろんニュージーランド産!ニュージーランドを代表する有名ワインに加え、生産量が少なく比較的知名度は低いもののサプライズを呼ぶブティックワイナリーのオリジナルセレクションが揃う。
ワイヘキ島のケネディ・ポイントのエレガントな味わいのワインとのマリアージュをぜひお試しあれ!

東京都港区東麻布2-23-14 トワ・イグレッグB1
Tel:03-3568-3466


北部マタカナのワイナリー  ニュージーランド・キュイジーヌとは? 

ワインと一緒に、ぜひともニュージーランド・キュイジーヌを味わいたい! 牛肉や羊肉、アボガドやキウイフルーツなどの特産物は海外にも輸出されている農業大国のニュージーランドでは、海の幸、山の幸ともにクオリティの高い食材に恵まれている。さらに移民文化を背景にイギリスや環太平洋地帯の食文化が融合。パシフィックリム料理を中心とした調理法で、繊細な味わいとスタイリッシュなニュージーランド・キュイジーヌを生み出している。

「どこで何を食べてもとびきり美味しい。」と観光客も驚くほど、ここ十数年さらに世界各地からの食文化が取り入れられて洗練を重ねてきたニュージーランド・キュイジーヌ。いま、ここを訪れたなら、想像を超え、五感を揺さぶるピュアでエネルギッシュなグルメの数々に出合えるはず。

新鮮なシーフードを使った料理 Fishi&Chips/Seafood Pasta

  • (左)フィッシュ&チップス (右)シーフード パスタ

イギリス料理の流れを汲むニュージーランド料理にお馴染みのフィッシュ&チップス。でもこの国のフィッシュ&チップスは、ジャンクフード的イメージとは程遠く、ぷりぷりっとした新鮮な白身魚をパリッとした薄皮で包み込み、食感やヘルシーな魚の美味しさをシンプルに引き立てた一皿がいただける。パスタ料理も、ピュアな海で育まれた魚介の旨みがパスタソースの美味しさをグンとアップさせている。オーダーするパスタの種類に迷ったらぜひシーフードパスタをチョイスして。

INFO:
The Oyster Inn 
124 Ocean View Road, Oneroa, Waiheke Island, Auckland, New Zealand
Tel:+64(0)9 372 2222

貝づくしな一皿 Oyster/Green Lipped Mussel

  • (左)生ガキ (右)グリーンリップドマッセル

旬の味を試すなら、カキやムール貝がおすすめ。特にニュージーランドのきれいな海に生息するムール貝は、エメラルドグリーンをしていて、別名グリーンリップドマッセルと呼ばれている。どこのレストランでもムール貝料理をメニューの中に見つけられるほど、ニュージーランドの人々はマッセルが好物。この貝のエキスには、関節の障害を治す有効成分といわれるグルコサミンを豊富に含むことから、サプリメント成分としても注目されているのだとか。

INFO:
Manuka Restaurant 
49 Victoria Rd, Devonport 0624, New Zealand
Tel:+64 9-445 7732

やわらかでヘルシーなさまざまな肉料理

  • (左)ラム (右)フリーレンジポーク

ニュージーランドの肉料理は、牛、ラムが中心。自然豊かな牧場のストレスフリーな環境で、良質な草を食べているせいか、牛や羊のお肉の味はあっさりしていてライトなテイスト。チキンやポークは、大抵の場合メニューに"フリーレンジ"と書き添えられているが、これは放牧で育てられた鶏や豚という意味。健康食への意識が高いニュージーランドならではのキーワード。フリーレンジポークは、逆に日本ではなかなかお目にかからないと思うので、ぜひニュージーランドでトライしてみて。


オーガニック野菜とフレッシュチーズ Pumpkin/Cheese

  • (左)ニュージーランドの特産品でもあるカボチャ。ファーマーズ・マーケットにて (右)ローカルスーパーマーケットには、多種多様なフレッシュなチーズが売られている

"世界一美味しい"という枕詞が付くという、ニュージーランドのナチュラルチーズ。実際にニュージーランドを訪れてみれば、その品質の高さは、納得のひとこと。またニュージーランドでは、オーガニック野菜を中心に、新鮮で品質の高い野菜が味わえるのも、日本人の食習慣にあっている。カボチャも主要な生産物のひとつ。国内でも人気のマタカナのファーマーズ・マーケットでは、新鮮なナチュラルチーズやカボチャなどが並んでいる。

 北部マタカナのワイナリー   ワイヘキ島のワイナリー 





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>>04 ORGANIC BEAUTY オーガニック事情とビューティインタビュー

>>05 RELAX ISLAND オークランド近郊のネイチャーヒーリング ワイヘキ島

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協力:ニュージーランド政府観光局 ニュージーランド航空