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これから欲しいものは、全てニュージーランドで手に入る。

健康に対する意識が高く、ナチュラルなライフスタイルが根付いているニュージーランド。口から取り入れた食べ物が、健康で美しい身体をつくる。だから食とコスメのどちらに対しても、人々はとってもハイコンシャス! のんびりとした印象があるニュージーランドの人々だが、ライフスタイルの根底には自分なりの軸を持っていて、意志を持ってセレクトしていくのだ。どんなものを食べ、どんなものを肌につけるのかを、自分の確かな感覚で選び取っていく。そんな自立した生き方を望む女性が多い。だから良いコスメや食材がしっかり消費者からも支持されるという、ポジティブなスパイラルがこの国にはある。というわけで、良質なオーガニック・コスメ探しをするならニュージーランドへ行ってみよう!

最新のオーガニック事情を知りたければ、ローカルなオーガニックスーパーやエコストアへ行ってみるのが一番早い。ナチュラル系・オーガニック系コスメがたくさん、食べ物と並んで陳列されている。日本では百貨店やコスメ専門店でしか手に入らないようなオーガニックコスメも、ローカルなエコスーパーマーケットで気軽に購入できる。ニュージーランドの人々は美や健康のために、どんなコスメや食材が必要なのかをよく知っている。

街のオーガニックスーパーを覗く   トリロジー インタビュー  日本上陸の次世代シューティカルズ 



  • (写真左)ウェリントンにある「Commonsense Organics」。同地区内に4店舗を展開する。(写真右)ビーズワックスのキャンドル。火を灯しても、煙や嫌なにおい、有害物質が出ない。その上、空気を浄化する働きも注目されている。

「Commonsense Organics(コモンセンス・オーガニックス)」にやって来た。ここは、ウェリントンの中心街にあり、ニュージーランドでもオーガニック専門店の先駆け的存在だ。野菜や果物、肉類、魚介類といった生鮮食材はもちろん、加工食品、コスメ、スキンケア、ベビー服まで、さまざまなアイテムを扱うオーガニックスーパーマーケット。

  • シーズやドライフルーツをはじめ、粉モノ、シャンプーや洗剤などの液体も量り売り。余分な包装が不要になり、必要な分だけ購入することができる。消費者に自由に購入量を選べるという選択肢を提供してくれる。

商品の売り方も実にユニーク。粉モノの食品以外にも、シャンプーやコンディショナー、洗剤、そして香辛料なども自宅の容器に詰め替える量り売り方式だ。不必要なパッケージや包装を省くことができる、シンプルで合理的なアイデア。店内には、空き瓶の容器とシールも販売されていて、自分に必要な分だけを自由に購入できる。

必要なものを必要な分だけ。けれど、選択肢は豊富に! 店内にはオーガニックコスメも充実のラインナップ。リビングネイチャー、アンティポディース、トリロジーといったニュージーランド発ブランドのほか、ハワイのアルバ・ボタニカ、オーストラリアのSukin、スイスのヴェレダ、ドイツのドクター・ハウシュカといった世界のナチュラルコスメが揃っている。

コスメコーナーには、名だたるナチュラルコスメのアイテムが勢ぞろい。掘り出し物的なお土産を見つけられるかも!?

シンプルだけれども、十分に満たされている。そんな感覚を得られるニュージーランドの日常は、まさにストレスフリー。考え方やライフスタイルに至るまで、"オーセンティック”(=嘘のない、地に足のついた状態)であろうとするニュージーランドの人々の美と健康に対する価値観からは、学ぶべきことばかりだ。

INFO:
Commonsense Organics(コモンセンス・オーガニックス)  
60 Wakefield St., Wellington, New Zealand


トリロジー インタビュー  日本上陸の次世代シューティカルズ 


"シンプル・ピュア・バイタル"をテーマに
NZ発のナチュラルコスメ「Trilogy(トリロジー)」

  • トリロジーセールスマネージャーのエミリーさん。誇りと情熱を持っているトリロジー・スピリッツを語ってくれた。

トリロジーと言えば、日本でも知る人ぞ知るナチュラルコスメの草分け的存在として知られるニュージーランド発のブランドだ。自然成分のみを使い、合成の皮膜形成物、シリコン、乳化剤を使わない革新的な技術をビューティの世界にもたらしている。

世界に知れ渡るトリロジーだが、ニュージーランド国内では大手コスメブランドをおさえて、販売数でも第一位。そんなニュージーランドの人々からも熱い支持を集めるトリロジーについて、セールスマネージャーのエミリーさんに、より詳しいブランド・フィロソフィーを教えてもらった。「トリロジーが信じているのは、自然が持つ素晴らしい力です。ありのままの自然が持つ力を引き出した私たちのコスメは、その製造過程においても、嘘がなく、常にオープンです。信頼こそが私たちが最も大切にしてるものだからです。そして、肌への最大限の効果と、地球への最小限の影響をスローガンに掲げています。」

有言実行。そんな実直なブランドの姿勢に魅了されるファンも多くトリロジーのアイテムは単品で取り入れるのではなく、ライン使いする人も多い。トリロジーの製品には、蜜ろうと蜂蜜を除いて動物由来の成分が使われていない。また製品がどの様に効果があるのかを誇張することなく表現することをポリシーにしており、成分ははっきりと誠実に書かれている。成分リストは比較的短く、それは余計なもののないシンプルでピュアなアイテムである証拠でもある。もちろんトリロジーの成分は全て第三者機関によってその安全性が検査され、European Union Directive for Cosmetic Safety(化粧品の安全性のための欧州連合の指示書)に記された基準をすべて満たしている。

ブランドが目指す理想的なスキンケアとは、素早く吸収され、油っぽさを残さず、かつやわらかくうるおいが深くまで浸透した肌を実現することだと、エミリーさんは言う。

ナチュラルな軟化剤になるのがマツヨイグサやローズヒップなどの肌にうるおいを与える成分だ。そしてトコフェロール(ビタミンE)やローズマリーも自然界が生み出す酸化防止剤として使われている。防腐剤は、ビタミンEやグレープフルーツの種から採った成分で補われているなど、極力天然成分を用いた製品づくりが実践されているのだ。

(写真左)エミリーさんは、マツヨイグサやローズヒップなどのナチュラルなうるおい成分の入った容器を差し出して、トリロジー製品のベースになっているクリーム作りを体験させてくれた。それはまるで魔法のように、ナチュラルな成分がいかにシンプルなやり方で、極上のスキンケアアイテムになっているかが手に取るように実感することができた。仕上げに、ブレンドされたアロマオイルをほんの数滴たらせば完成!  

ブランドのネーミングである「トリロジー」とは三部作を意味し、「シンプル・ピュア・バイタル」を3大テーマとし、様々な製品で溢れかえったマーケットの中でも、ユニークで唯一無二の存在感を放っている。

「ニュージーランドの女性たちは、美に対してもとてもオーセンティックなんです。オーセンテイックというのは、表面を飾り立てるのではなく、自分自身が生きてきたリアルな経験を活かし、その上に築かれる自分なりの美しさを大切にする姿勢です。」そのエミリーさんの言葉通り、ニュージーランドのライフスタイルを土壌に発信される美意識は、オーガニックな成分を取り入れたナチュラルでヘルシーな美容分野を開拓し、いつもその最前線で世界に影響を与え続けているのだ。

エミリーさんもおすすめローズヒップのエイジングケア美容オイル。


INFO:
Trirogy(トリロジー)  

街のオーガニックスーパーを覗く   日本上陸の次世代シューティカルズ 


Sans organic skincare
ニュージーランド発の次世代シューティカルズ

  • 2013年3月に日本に上陸したばかりの「sans(ソンズ)」。写真は、ボディケアアイテムの「ソンズ バイオアクティブエフクスフォリエーター」。ゴジベリーや朝鮮人参が配合されており毛穴を小さくし、水分を保持する

今年2013年の3月に日本に初上陸し、話題になったニュージーランド発のオーガニックヘア&ボディケアブランドがある。自然エネルギーとバイオテクノロジーの融合から生まれた「sans(ソンズ)」だ。ソンズは可能な限りオーガニック原料にこだわり、ナチュラルでありながら最先端科学にもとづき研究された“ハイブリッドな新世代シューティカルズ”として注目されている。シューティカルズとは“療法”という意味。また「sans(ソンズ)」はフランス語で“without”の意味を持ち、ブランドコンセプトとして“何も隠すことがない効果的な美”を表している。

ニュージーランドはオーガニック先進国であると同時に、バイオテクノロジー分野においても世界的に優れた研究を発表している。オークランド大学にはがん治療の世界的権威の科学者によって、治癒・治療に関する研究が進められている。ソンズは、ニュージーランドのバイオの力と自然の力を背景に誕生した。ブランドを創設したのは、ニュージーランドで有名なヘアサロンやエステサロンを経営し、20年以上におよぶ美容業界での経験を持つ女性、ルーシー・マー。彼女は、自身にもともと健康上の問題を抱えており、長年満足のいくプロダクトを見つけられず、自らブランドを立ち上げることを決意。ニュージーランドのトップバイオテクノロジー科学者と協力し、飽くなき探求心と信念、創造的な研究開発を軸に、ソンズの開発に着手。ブランドは2009年にデビューして以来、瞬く間に評判が広がり、世界中の美容家や30代、40代を中心とした女性たちの注目を集めている。

  • ニューマーケットとタカプナにある「Lucy & The Powderroom」

ソンズのアイテムは、極力地元ニュージーランドで採れる原料を使用し、パラベン、硫酸塩、PEG、フタル酸エステルを一切使用せず、自然エネルギーが凝縮された芳香成分を含んだエッセンスをシンプルな処方で届ける。とりわけケミカルな成分で作られることが当たり前のようになっているヘアプロダクトの概念を刷新すべく、シャンプーは「ヘアウォッシュ」、コンディショナーには「ファイン ヘア イドラタン」という商品名になっている。ここにもシリコンで表面を整えるコンディショナーの発想から離れ、髪の芯からしっかり保湿し、栄養を与えることで、本当の意味での髪の美しさを引き出そうというブランドのこだわりが表れている。また、ラグジュアリーな気分を誘うアロマは心地よく、毎日使い続けても飽きがこないところもおすすめしたい理由のひとつ。

ルーシーは、ニュージーランドのタカプナに、ファッション・デザイナーのカレンウォーカーや夫のスティーブン・マーと共にThe department storeを運営し、その中に「Lucy & The Powderroom」をオープンしている。そこでソンズをはじめとするビューティアイテムの紹介や、フェイスやボティトリートメント、ネイルケアなどのサービスも提供している。すべてにおいて妥協することなく、真に豊かでナチュラルな美しさを秘めたライフスタイルを提唱するルーシー・マーのこだわりが詰まったスポットとして、ニュージーランドのビューティたちを虜にしている。ソンズのほかにも、Jane Iredale、Comfort Zoneなどverita読者にはお馴染みのコスメラインから、 BeccaやTheodoreなどルーシーがセレクトした秀逸コスメがきっと見つかるはず!

(写真左)タカプナのthe department storeにある「Lucy & The Powderroom」で、くつろぎながらネイルケアをする女性たち。

INFO:
The Department Store  
10 Northcroft Street, Takapuna
Auklandド 0622, New Zealand


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協力:ニュージーランド政府観光局 ニュージーランド航空