映画化される「ヴェロニカ・マーズ」写真:Photofest/アフロ

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テレビドラマ「ヴェロニカ・マーズ」の映画化企画がクラウドファンディングで総額570万ドル(約5億6000万円)を集めたと、エンターテインメント・ウィークリー誌が報じた。

「ヴェロニカ・マーズ」は女子高生探偵を主人公にしたハードボイルドミステリーで、2004年に放送を開始し、07年に視聴率ダウンを理由に終了している。カルト的人気を誇っていたため、企画・製作総指揮のロブ・トーマスは同ドラマを映画化する企画を立て実現に向け数年を費やしたものの、スタジオ側の賛同を得られなかった。

そこでトーマスは、アマゾン傘下のクラウドファンディングサービス「キックスターター」に、映画版「ヴェロニカ・マーズ」を出品。映画台本のPDF版(10ドル)から、主演女優クリステン・ベルによる15秒のオリジナル留守電メッセージ(500ドル)、脇役としての出演権(1万ドル)などの予約販売を行うことで、映画化実現のための資金集めに挑戦。クラウドファンディングを利用してハリウッド映画の資金集めを行う初めてのケースとして大きな注目を集め、たった10時間で目標額の200万ドルをクリアした。

その後も売上げを伸ばし、締め切りまでの1カ月間で総額570万2153ドル、賛同者9万1535人を集めた。キックスターターに出品された映画企画としてはもちろん最高額で、同作の映画化権を握るワーナ・ブラザース・デジタル・ディストリビューションは、「ヴェロニカ・マーズ」の今夏のクランクインを正式発表している。

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