向後の7日株:3役好転は射程圏内!大幅出遅れの電気機器株!(677X)
7日以内に株価が沸騰しそうな株を毎日1銘柄ズバリ! 業績サプライズ系、株価出遅れ系、さらに思惑系も…さあ、チェック!!

パイオニア (6773)が今日の注目銘柄!

東京株式市場が活況で日経平均が高値圏で推移する状況下、15日終値の219円は、2月7日につけた年初来高値262円からみると、株価は大幅に出遅れています。そこで、出遅れ修正を期待して注目します。

13日には、「シャープは筆頭株主として保有するパイオニア株3000万株(発行済み株式の9.2%)をすべて売却する方針を固めた」との、一部報道がありました。しかし、15日8時30分、シャープは、「平成25年4月13日付で、当社の保有株売却に関する一部報道がありましたが、当社が発表したものではなく、また決定した事実もありません。」とのコメントをリリースしました。これが好感され、15日のマーケットでは日中高値233円を付ける場面がありました。

2月12日に発表した13年3月期第3四半期業績においては、連結売上高は、光ディスクドライブ関連製品の大幅な減少がありましたが、OEMカーナビゲーションシステムや市販カーオーディオの増加に加えて、円安の効果もあり、前年同期に比べ2.6%増収の1045.11億円となりました。当期純損失については、前年同期に確定拠出年金制度の導入に伴う特別損失を37.91億円計上したことや、当四半期に投資有価証券評価損の戻入益11億円を計上したことにより、前年同期の80.78億円から22.56億円となりました。

同日発表した構造改革施策では、コア事業であるカーエレクトロニクスにおいては、開発に加え、生産および販売の各プロセスにおいて、抜本的な体制の見直しに取り組むとのことです。ホームエレクトロニクスにおいては、不採算事業であるホームAVと光ディスクの両事業の体制の大幅な見直しにより、現状の市場規模での黒字化を目指します。固定費削減施策としては、国内グループ会社を含め正社員等で約800名の削減と、役員報酬および従業員給与・賞与の減額等を行うとのことです。
これらの施策により、14年3月期には約100億円の固定費削減効果が見込まれています。

確かに、13年3月期通期連結業績は、売上高は4570億円(前期比、4.6%増)、営業利益は100億円(同、20.1%減)、経常利益は50億円(同、49.3%減)、当期純損失は40億円(前期は36.7億円の利益)と足元業績は苦戦中です。
しかし、これはすでに株価に織り込み済みで、4月2日につけた安値166円で底打ちは完了したとみています。

日足チャートをみると、4月3日以降、株価は5日移動平均線(15日現在、202円)をサポートに力強く上昇しています。
15日には、一目均衡表の、転換線(同、200円)と基準線(同、199円)が好転しており、日中高値233円は、雲上限(同、208円)を一時上回りました。

今後、終値ベースで雲上限をブレイクし、3役好転を達成する日は間近に迫っているとみています。

向後はるみ(HARUMI KOUGO)
黒岩アセットマネジメント

金融・経済を日々研究し、タイムリーな銘柄情報に定評がある。投信、先物、FXなど金融商品の仕組みにも詳しい。テクニカルアナリスト、ファイナンシャルプランナー。