新たな企画が進行中と明かした宮崎吾朗監督

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NHK Eテレで放送中の人気ショートアニメ「ひつじのショーン」シリーズ3(5月11日放送開始)の試写会が4月15日、東京・三鷹の森ジブリ美術館で行われ、映像作家の伊藤有壱氏と宮崎吾朗監督(「コクリコ坂から」)がコマ撮りアニメの魅力を語り合った。また、記者との質疑応答で、近況を聞かれた宮崎監督は「毎日ちゃんと仕事をしています(笑)。言うと怒られるので言えないですが、ある企画を準備中です。完成? 来年くらいには……」と新作発表の可能性を示唆した。

「ひつじのショーン」は丘の上の牧場を舞台に、いたずら好きなリーダー格のショーンと仲間たちが大騒動を巻き起こす短編アニメシリーズ。「ウォレスとグルミット」で知られる英アードマン・アニメーションズの制作で、三鷹の森ジブリ美術館とは2006年の「アードマン展」開催や、“三鷹の森ジブリ美術館ライブラリー”として「ウォレスとグルミット ベーカリー街の悪夢」(09)を配給するなど交流が続いている。

宮崎監督は「まず、物としてそこにいるという存在感。それにセリフのない状況で、キャラクターがきちんとお芝居をしているから、子どもでも笑わせることができる。大人は大人で、イギリス人特有のアイロニーや毒気が感じ取れる」と分析。「やっぱり、アードマンは短編がいいですね。長編だと失敗することも……」と本音を明かした。

伊藤氏はイモムシを主人公にした短編クレイアニメ「ニャッキ!」で知られるクリエーターで、「僕がこの道を選んだのは94年に、アードマンを訪ねたことがきっかけ。今でも心の拠りどころです」。アードマンの魅力は「独特の頑固さとヤンチャさ、それに作品をつくり続ける強み」だといい、「これがアメリカのスタジオだとやり過ぎになってしまうことも。そういう意味では、日本人と近い感性があるのかもしれない」と話していた。

「ひつじのショーン」シリーズ3はNHK Eテレで5月11日から放送される。

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