私の近著『あなたの毎月分配型投資信託が危ない!』では、人気の毎月分配型ファンド21本について、それぞれ10段階評価をしています。評価のポイントは以下の2つです。

(1)毎月支払われている分配金は、ファンドの運用益(利子や配当金などのインカムゲイン)から支払われているか?(分配金健全性)

(2)現在の分配金を今後も支払う場合、あと何カ月支払うことができるか?(分配金余力)

*詳しくは過去記事を参照
>第2回 毎月分配型投資信託の良し悪しがすぐにわかるポイントとは?

 この「分配金健全性」と「分配金余力」を10段階で評価し、数字が大きければ大きいほど「よいファンド」としています。

 そこで今回は日本の国内で一番純資産総額(保有者)が多い毎月分配型ファンド、グローバル・ソブリン・オープン(毎月決算型)の分析内容を皆さんにご紹介したいと思います。

分配金の健全性はあまり高くない

 まず、(1)の分配金健全性からみていきましょう。最初に、現時点で最新の2月末時点のマンスリーレポートを見てみます。※計算は小数点以下第三位を四捨五入

・基準価額……5333円
・直接利回り……3.82%
・分配金……35円

 1万口あたりの利子収入は 5333円×3.82%÷12カ月=16.97円

 つまり、毎月の分配金のうち、利子収入で賄われているのは
 16.97円÷35円×100=48.45% 約半分だけです。

 約半分はいままでの積み立て等から取り崩していることになり、私の10段階評価では「4」となります。ファンドによっては、利子収入だけで分配金を賄っているものもあるので、正直あまりよい成績とはいえません。

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