『科学が証明する新・朝食のすすめ』

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朝ごはんを食べたり食べなかったりする人は、毎日食べる人よりメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)のリスクが高いという調査結果がこのほど明らかになった。朝からしっかり食べる人もいれば、仕事の都合やダイエットのために朝食抜きの人も少なくない。朝ごはんと健康の関係はどうなのか。諸説あるようだ。

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「早寝早起き朝ごはん」の応援歌

『科学が証明する新・朝食のすすめ』

「子どもの元気は朝食から。『早寝早起き朝ごはん』を応援します」が本書のキャッチフレーズだ。昔から、早起きは三文の徳ともいう。「早寝早起き朝ごはん」は寝坊する子どもに向かって世のお母さんたちがいつも言っている言葉だろう。食生活に関して様々な提言をしている女子栄養大学出版部からの『科学が証明する新・朝食のすすめ』(著・香川靖雄、1680円)は、このことを国内外の最新の研究成果によって実証した1冊だ。

「若者の生活はこんなに乱れている」から始まって、「朝食をとると成績が上がる」ことを検証し、朝食が体内リズムを助け、生活習慣病を防いでくれると説く。しかし、わかっていてもなかなか実行できないのが人の常。この本を読んで朝ごはんの効用を認識し、明日から実践に移せば三文以上の徳が期待できそうだ。

朝食抜けば「腸がきれいに」

『朝食抜き! ときどき断食! 免疫力・自然治癒力健康法』

これはまた、前掲の『科学が証明する新・朝食のすすめ』とは逆の健康法である。朝食を抜くだけでなく、ときどき断食せよと説く。いわく、「起きぬけの体は排泄モード。この時間に食べると、腸が汚れ免疫力が下がる。健康をめざすなら、まず朝食を抜きなさい」。講談社+α(プラスアルファ)新書の『朝食抜き! ときどき断食! 免疫力・自然治癒力健康法』(著・渡辺正、819円)は、昭和初期に「暖衣飽食」の害を訴えた「西医学」に基づく健康法のすすめである。

昨今の健康のキーワードのひとつは「免疫力」だが、この免疫力こそ「西医学」のポイントとなる自然治癒力のことで、朝食を抜き腸内をきれいにして自然治癒力を高めることが健康への一歩だと訴える。朝食抜き派の人には心強い味方だ。

朝食女子たちがめぐり歩く話題の店

『いつかティファニーで朝食を1』

『ティファニーで朝食を』といえば、オードリー・ヘプバーン主演の映画を思い浮かべるが、それにあやかろうというのか、「いつか」を付けたところがミソだ。新潮社の『いつかティファニーで朝食を 1』(著・マキヒロチ、580円)は、近ごろ話題の「朝食女子」たちを描いた『月刊コミック@バンチ』(新潮社)に連載中のコミックである。

朝食を食べながら交流を深め、時にセミナーを開くなどしてビジネスや人生の糧にしようという朝食女子会もあるが、本書は朝ごはんのおいしい店をめぐりながら生き方を模索する女性たちの物語である。主人公・麻里子は7年間の同棲に見切りをつけ、朝食のあり方を見直し新たな生活にチャレンジしようと決意する――。実在する店が登場するところも人気の秘密だ。