日本版ISA、8割が「知らない」--購入したい商品は”低リスク””低コスト”多数

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野村アセットマネジメントはこのほど、2014年1月から導入予定の少額投資非課税制度(以下、日本版ISA)に関する認知度などを調べた「日本版ISAに関する意識調査」の結果を発表した。

同調査は、全体状況を把握するための事前調査(8万1,749サンプル)、投資信託の「現保有者」「現在非保有であるが保有意向者」「現在非保有であり非意向者」に絞った投資信託に関する本調査(6,358サンプル)の2段階で実施。調査期間は2013年3月1日〜11日、調査方法はインターネット。

まず、日本版ISAに対する認知を尋ねたところ、約8割に当たる78%が「知らない」と回答。それに対して、「名前は聞いたことはあるが、内容までは知らない」は16%、「名前も内容も知っている」は6%にとどまった。

事前説明をせずに日本版ISAに対する利用意向を聞くと、「利用したい」は9%、「検討したい」は16%と、合計24%にとどまった一方、「利用を考えていない」は25%、「わからない」は50%と、合計75%に上った。しかし制度説明後には、「利用したい」が9%、「検討したい」が32%に増加。また、説明前に「利用を考えていない」「わからない」と答えた人のうち、約18%が「利用したい」「検討したい」に態度を変化させた。

日本版ISAで購入したい投資商品については、いずれの年代層においても「低リスク型」(37%〜57%)と「低コスト型」(37%〜43%)が高いポイントを獲得。また、「リスクを抑制したリスクコントロール型」(17%〜28%)への投資意向も見られたほか、若年層を除く層では「分配金ファンド型」(50代:25%、60代:24%、70歳以上:27%)への関心が高かった。

初年度の投資金額は平均62万円(上限100万円による自由記入方式)。全体で最も多かったのは「100万円」で45%となり、以下、「60万円未満」が22%、「20万円未満」が15%、「40万円未満」が12%と続いた。他方、利用意向者では64%が「100万円」と回答し、次いで「60万円未満」が18%、「40万円未満」が9%、「20万円未満」が6%となった。

利用方法について質問したところ、トップは「毎月、積み立てることで、非課税枠を使いたい」で39%。以下、「ネットでの取引を行いたい」が32%、「家族で使いたい」が28%、「毎年1度、100万円の非課税枠を使い切るつもりだ」が25%と続いた。

詳細を見ると、「毎月積立投資」と答えた割合は若年層・現役世代(20代:49.2%、30代:46.1%、40代:43.0%、50代:38.6%)で多かったのに対し、「毎年1度、100万円の非課税枠を使い切るつもりだ」はシニア層(60代:34.5%、70歳以上:27.7%)で多くなっていた。