向後の7日株:売り長で信用需給◎!含み資産関連、且つ、高額消費関連の百貨店株!(823X)
7日以内に株価が沸騰しそうな株を毎日1銘柄ズバリ! 業績サプライズ系、株価出遅れ系、さらに思惑系も…さあ、チェック!!

松屋 (8237)が今日の注目銘柄!

アベノミクスによる景気回復期待や株高により、2月の全国百貨店売上高は、前年同月比0.3%増と2カ月連続のプラスとなりました。マーケットにおいても、高額消費関連銘柄が人気化しています。そこで、呉服店発祥で銀座本店と浅草店の2店舗を構える名門百貨店の同社に注目します。同社の本店は、銀座3丁目という一等地に立地しており、含み資産関連銘柄の一面も持っている点が強調材料です。

4月11日に発表した13年2月期通期連結業績は、売上高は715.63億円(前期比、0.3%増)、営業利益は10.47億円(同、46.9%増)、経常利益は10.85億円(同、59.9%増)、当期純利益は6億円(同、85.5%減)となりました。

百貨店業においては、全館のグレードとテイストの統一を図り、独自性を重視した取り組みを強化し、中期経営計画の基本方針である「『松屋銀座』のポテンシャル、優位性の最大化」を推進しています。また、新たな取り組みとして、松屋の自主編集アンテナショップ「松屋東京丸ノ内」を東京ステーションホテル内に開業したほか、テレビ・ラジオの通信販売も開始しています。

14年2月期通期連結業績は、売上高は720億円(前期比、0.6%増)、営業利益は11億円(同5.0%増)、経常利益は10億円(同7.8%減)、当期純利益は7億円(同16.7%増)、1株当たり当期純利益は13.21円の見込みです。

4月11日に策定された「中期経営計画」(2013〜2015年度)では、創業150周年へ向けた成長戦略への布石として、1)百貨店事業の収益力強化、2)グループ事業の成長拡大、を推し進め、最終年度目標は連結営業利益15億円、3ヵ年投資額は50億円です。なお、3ヵ年の投資資金は営業キャッシュフローの範囲内で行うとのことです。

具体的には、銀座本店においては、「GINZAスペシャリティストア」を進化させ、差別化を徹底的に図り、13年9月にはグランドオープンを予定しています。

その他、販売チャネルの拡大や、浅草店の「EKIMISE」との相乗効果の最大化、飲食業(アターブル松屋グループ)の成長拡大、ビル総合サービス及び広告業(?シービーケー)の売上拡大、輸入商品販売業の更なる成長策など、意欲的な姿勢を高く評価します。

日足チャートをみると、過熱感もなく、25日移動平均線(12日現在、1604円)が強力なサポートとして機能しています。

確かに、3月15日に高値1820円をつけてからは、調整を続けています。しかし、足元のマーケットで起こっている「先駆した銘柄に対する利益確定売り」が一巡すれば、再度、物色される可能性が高いとみています。さらに、信用倍率は0.5倍と売り長になっており、信用需給が良好な点も魅力です。

向後はるみ(HARUMI KOUGO)
黒岩アセットマネジメント

金融・経済を日々研究し、タイムリーな銘柄情報に定評がある。投信、先物、FXなど金融商品の仕組みにも詳しい。テクニカルアナリスト、ファイナンシャルプランナー。