春になっても治らない、ツライ手荒れの正体は?


春になったら治ると思ったのに、なかなかよくならない手荒れ。ガサガサ、ひび割れ、水泡など、手荒れのタイプは異なれど、よくなったと思ったら、また繰り返す・・・この症状、特に女性に多いようなのです。



この、治りづらい手荒れについて、美肌についての著書も多い、「私のクリニック目白」の平田雅子先生に聞きました。

以下、平田雅子先生



主婦や美容師など、毎日水仕事をする人にみられる強い手荒れを「主婦湿疹(しっしん)(しゅふしっしん)」といいます。

主婦湿疹(しっしん)は、手以外には症状がみられないことから「手湿疹(しっしん)」とも呼ばれています。



人間の皮膚は、皮脂腺から分泌される天然の保湿クリームである「皮脂」が、外からの刺激や乾燥から肌を守ってくれています。



ところが、手のひらには皮脂腺がなく、もともと乾燥しやすい状態なのです。

それなのに、ひんぱんに水仕事をしていると、皮膚を保護する皮脂がなくなって保護機能が弱まり、手荒れを起こしてしまうのです。



主婦湿疹(しっしん)は大きく分けて、「乾燥型」と「湿潤型」の2つのタイプがありますが、実際は両方が混合していることがほとんどです。



まず、乾燥型は皮膚がカサカサして、ひどくなるとひび割れが生じたり、指紋が消える、皮膚が硬くなるなどの症状がみられます。



つぎに、湿潤型は小さな発疹や水ぶくれができるのが特徴です。



どちらのタイプの治療も、手を保護し保湿するために保湿剤を使用します。



保湿剤は、なるべく刺激の少ない物を選びましょう。



そして、よくなったと思っても、保湿剤の使用は止めずに続けてください。



そのほかには、炎症を起こしている部位については、ステロイド外用薬を使う場合もあります。



市販薬でもステロイド入りの軟こうがありますが、皮膚科で自分の症状に合った薬を処方してもらうほうが安心です。



また、どちらのタイプの湿疹(しっしん)も薬による治療だけでなく、生活習慣を見直すことも大切です。



以下に主婦湿疹(しっしん)を改善するためのポイントを紹介します。



1.水仕事をするときには、お湯の温度はぬるめにする

2.食器を洗う場合、あらかじめボロ布などで油汚れをふきとってから行うなど、食器洗いの時間を短くする工夫をする

3 シャンプーや石けんなどは、低刺激性のものを選ぶ

4.水仕事や入浴の後などは、すぐにハンドクリームなどで保湿をする

5.水仕事をする場合は、ゴム手袋を使用する(ゴム手袋の下に木綿の手袋をすると、ゴムの刺激から皮膚を守れるのでさらによいでしょう)

6.・室内にいる場合でも普段から手袋(できれば木綿)をして、外部からの刺激や乾燥から皮膚を守るようにする



これらの生活習慣を見直しても湿疹(しっしん)が治らない場合は、早めに皮膚科を受診してくださいね。



(ビューティ&ダイエット編集部)