富士急ハイランド(山梨県富士吉田市)のジェットコースター「FUJIYAMA」に、4月13日より新車両「フジヤマ鏡子(きょうこ)」が登場し、同日午前、ザ・たっちをゲストに招いてオープニングイベントが開催された。

「FUJIYAMA」は、ループやスクリューといった”回転”が全盛であった1996年に、コースターの原点である「明るく楽しいスリル」と「コースターの醍醐味」を楽しめるレイアウトを追求し、宙返りのない王道の大型コースターとして誕生。

開業当時、最高速度130キロメートル毎時、最大落差70メートル、最高部79メートル、巻き上げ長さ71.5メートルと、4つのギネス世界記録に認定された。

車両のインパクトでも、度々話題を集めている。これまで、総工費1億5,000万円をかけてボディを金箔3キログラムで覆った車両「フジヤマ金太郎」や、総工費1億円をかけてボディを銀箔1キログラムで覆った車両「フジヤマ銀次」、氣志團とコラボレーションした「フジヤマ氣志團號」(現在は引退)といった、さまざまな特殊車両を導入してきた。

今回登場する「フジヤマ鏡子」は、総工費1億2,000万円をかけ、特殊鏡面素材を用いてボディ全体を覆っている。巻き上げ時には真上に広がる青い空を、滑走時には高速で流れる景色を映し出すこの鏡面ボディは、「FUJIYAMA」の持つ”スリルと爽快感”を最大限に発揮。夜にはコースに張られたイルミネーションを美しく照り返し、幻想的な体験を楽しめるという。

「フジヤマ鏡子」のデビューを記念して、午前10時よりオープニングイベントが行われた。全身銀色のボディスーツに身を包んだ「ミラーマン」とともに、双子の人気お笑い芸人、ザ・たっちが登場。「FUJIYAMA」への乗車を待つ観客から大歓声が起きた。

「フジヤマ鏡子」にちなんで「鏡に映したような2人」として搭乗したザ・たっちは、登場すると早速双子ギャグ「アジの開き」を披露。また、鏡にちなんで弟・かずやは「カーブミラーにたくやが映っていると思って声をかけて近づいていったら自分だった」という彼ららしいエピソードを語った。

ザ・たっちは、2011年から「FUJI-Q絶叫大使」を務めており、プライベートでも富士急ハイランドが大好きで度々訪れるという。初お披露目となった「フジヤマ鏡子」の鏡面ボディを見るや否や、「僕らがここに映ると4人になっちゃう」と興奮気味に話し、早く乗りたくて仕方ないといった様子。

26人のミラーマンを従えて先頭に乗車し、午前10時10分、観客に見送られながら「フジヤマ鏡子」乗客第一号として出発した。

この日は幸い、富士山がくっきりと見えるほどの快晴。1周約4分の旅を終えて戻ってきたザ・たっちの2人は、口をポカンと空けたまま。降車し、髪がかき上がったままの状態で「お前、10歳老けたな」と互いに言い合い、FUJIYAMAの迫力を存分に堪能したようだ。

さらに司会者から感想を求められると、「爽快感とスリルが増している!」「青空がずっと(前面のボディに)映ってるんですよ! きれい!」と堰を切ったようにその魅力を熱弁。「フジヤマ鏡子、体験しないと、ちょっと、ちょっとちょっと!」と定番のギャグで締めくくった。

ザ・たっちはその後、別室で報道陣の囲み取材に応じた。

「元々FUJIYAMA自体がスリル満点だが、『フジヤマ鏡子』は目の前が鏡張りになっているので、空が映ったり横にある鉄塔が目の前を横切ったりするのが大迫力で楽しめる」

「場所によって車体の色も変わるので、ゆっくりと登っている時は青空が映し出されて、体験したことのない異次元のような楽しさがある」と、その魅力を語った。

二人が車の免許を取って初めて遠出したのが、富士急ハイランドだったという。残念ながらデートで訪れたことはまだないそうで、「カップルで遊園地デートしてみたい。次は双子の女の子と一緒に来てダブルデートがしたい」とのこと。