首位と4打差で最終日を迎えるタイガー(Photo by Andrew Redington/Getty Images)

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<マスターズ 3日目◇13日◇オーガスタ・ナショナルゴルフクラブ(7,435ヤード・パー72)>
 米国男子メジャー「マスターズ」の3日目。風もなく快晴に恵まれたオーガスタにタイガー・ウッズ(米国)が失格か?という情報が飛び交ったのは早朝のことだった。
タイガー、誤所からのプレーであわや失格!2ペナで決勝Rへ
 問題となったのは2日目の15番パー5。3打目がピンに跳ね返って池に落ちたウッズは、ドロップポイントを3つの地点から選択することができた。1つはローカルルールで定められたドロップエリア。2つ目は池にボールが落ちた地点から後方線上。そして、3つ目は元の位置から打ち直し。ウッズはローカルルールのドロップエリアはライが悪かったため、元の位置からの打ち直しを選択した。
 ところが、元の位置からのはずがウッズはそこから左後方約2ヤードの地点にドロップ。ボールが落ちた地点から後方線上のチョイスであれば、後方に下がってドロップもできたが今回のケースでは行ってはいけない措置だった。しかし、それに気がついていないウッズは打ち直しの5打目をベタピンにつけてボギーにおさめ、トータル2アンダーで2日目をホールアウトした。
 テレビ視聴者からの指摘を受けていたマスターズ委員会はこの日の朝にウッズを呼び出し協議。誤所からのプレーであれば、スコアカード提出後のため過少申告で失格の可能性が強かったが、委員会の裁定は誤所からのプレーによる2罰打を付加して、1アンダー19位タイから3日目をスタートさせるというもの。ゴルフ規則33-7(正当な措置と判断したときは、例外的な事例に限って、個々に、競技失格の罰を免除したり修正することができる)により失格とはしないこととした。しかし、本来は失格ではないかという声は関係者、選手らからも根強く、ESPNは「タイガーに有利な新しいルールが出来た」などと批判した。
 そんな中、ウッズはスタートの約1時間30分前に3人の警備員に守られながら練習場へ。自身のツイッターで「裁定を受け入れて、委員会の決定を尊重します」とつぶやき、棄権することなく競技をスタートさせた。そのウッズは前半こそもたついたが、イーブンで迎えた12番、13番と連続バーディ。さらに因縁の15番では、セカンドをロングアイアンでイーグルチャンスにつけると思わずガッツポーズが飛び出した。イーグルパットを決め切れなかったもののここをバーディとして、トータル3アンダーの7位タイで最終日を迎えることとなった。
 ホールアウト後ウッズは「ゴルフのルールの下でプレーをしたし、コースにきたらやるだけだった。4打差あるけど優勝するためにいいショットを打っていきたい」と淡々とコメント。周囲の雑音をシャットアウトするように前を向いた。今大会の大本命に降りかかった思わぬトラブル。毅然として戦うウッズにオーガスタの女神は微笑むか。

<ゴルフ情報ALBA.Net>

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