大作アクションとしてはこれが最後というジャッキー・チェン

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ジャッキー・チェンが監督・脚本・主演を務め、“ジャッキー・チェン最後のノースタントアクション大作”と言われている「ライジング・ドラゴン」の日本公開を前に、チェンが同作について語った。

「サンダーアーム 龍兄虎弟」(1986)、「プロジェクト・イーグル」(91)に続き、チェンがトレジャーハンターの「アジアの鷹」に扮し、国外へ持ち出された中国・清時代の12の秘宝を収集するため世界を股にかけて活躍する姿を描く。近年は、代名詞でもある危険なアクションを封印し、「新宿インシデント」や「ベスト・キッド」など演技に重きを置いた作品に多く出演。「みんなから『ジャッキーももう年だし、アクションはできないのだろう』と言われてきました」と言うチェンだが、その裏で「大きいアクション映画を撮ろうと数年間、計画を温めてきたのです」と長い年月をかけて本作を企画していたことを明かす。

それだけに本作では監督、製作、脚本、主演のほか、小道具など細部にも直接かかわるほどの熱の入れよう。結果として合計15の役職でクレジットされ、「1本の映画でもっとも多くの役割を果たした人」としてギネス記録にも認定された。もちろん、チェン自身はギネス記録を意識してやったことではないが、「自分が脚本を書いて6年間ずっと考えてきたわけで、自分ほど自分自身をよくわかっている人はいないから」と、映画の隅々にまで心血を注いだ。

「全部自分のアイデアなので、全ての部署にかかわっています。僕がボスでもあるし監督でもあるから、他のスタッフも僕にやらせないわけにはいかなくて、カメラも照明もやりました。エンドロールに名前がたくさん載るのは面白いと思いましたが、ギネスに載るとは思いませんでした。本当にギネスを取ろうと思ったら、他にも音響など全部やることができたんです。今度はその記録を更新するために他のもやろうかなって思うくらいです(笑)」

これまでに数々の驚きのアクションで観客を楽しませてくれたチェンだが、やはり生傷はたえないようだ。3年前に痛めた肩にいまでも痛みが走る時もあると言い、本作の撮影では落下して腰を打った。「たいしたアクションではない時に怪我することが多いんです。ラッキーだったと思います。そうでなければ腰が折れていました。もし腰が酷いことになれば、この後ずっと車椅子生活になってしまいます」

年齢を意識せざるを得ず「いつかは(アクションを)辞める時期が来るだろうと思っています」と話すチェンだが、「大作アクションとしては最後となりますが、これからもアクション自体はやっていこうと思っています。今後はスタントマンや特撮を使ったりして、自分の生身をあまり使わずに、大切にしてやっていきたいと思っています」と、アクションそのものから完全に退くつもりではないと明かす。

「これが最後のアクション映画と言ってしまったら、次にアクション映画を撮りたくなったらどうしようと思ったので、最後の“大きい”アクション映画にしたんです(笑)。もし将来的にアクション映画でスタントマンやCGを使ったりすれば、お客さんは分かってくれると思います。前にあの映画が最後の大きいアクションと言っていたから。『ライジング・ドラゴン』は、自分の58歳のいい思い出です。60歳になったら、また自分の記念になるものを作りたいと思っています。70歳になった時もね」

「ライジング・ドラゴン」は4月13日から全国で公開される。

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