4月4日に発表された、自民党の教育再生実行本部の提言に驚いた人もいるのではないでしょうか? 大学の受験資格や卒業要件に民間の英語能力テスト「TOEFL」などの結果を用いるというもの。一昨年より小学校5、6年での英語必修が始まりましたが、さらなる日本人の英語力アップを目指そうと考えられた策のようです。

 グローバル社会のための"使える英語"について、昨今活発に論議がなされていますが、10年も前から児童への英語教育の重要性を唱えていた人がいます。『新しい英語教育へのチャレンジ』を2003年に上梓した上智大学の吉田研作教授です。現在は、上智大学言語教育研究センター長を務めています。

 吉田氏は、本書で「英語が使えなければ、21世紀の日本は世界から取りのこされ、世界の『孤児』になってしまう」と指摘しています。

 今、本書を読んでもあまり古い感じがしないのは、残念ながら、そういった危機感がぬぐえない現実がまだ目の前にあるからかもしれません。吉田氏自身も、それを否定しません。しかし、小学校での英語必修化が制度上スタートする前から、英語教育に取り組んでいた学校は、「先生も授業がうまいし、子どもたちの英語力も伸びている」。けれど一方で「正式に指導要領が始まる前まで手つかずで放置していたところは、先進校に比べるとなかなか追いつかない」と話し、「すごく頑張っている小学校は1年生から授業をしている」と教えてくれました。

 より小さい時から英語に触れる機会をつくることの意義を吉田氏は次のように説明します。

「生まれて1年くらいは、世界に存在する音を聞ける能力が子どもにはある。それが母語にだんだん集約されていくわけだが、最初からそのチャンスを閉ざしてしまうんじゃなくて、いろんな音、いろんな言語に触れておくと、のちのち違和感なく受け入れられるはず。"音のレパートリー"を増やしておく、いつでもアクセスできる下地をつくっておくということは、いいことだと思います」

 幼児向け英語教育ブランド『Worldwide Kids』(ベネッセ)は、英語に触れあうスマートフォン向けアプリ『Hello!Mimi- mimiちゃんと英語であそぼう-』の提供を始めました。小さい子どもでもできる簡単な操作で、画面のキャラクターmimiがしゃべったり、歌を歌ったり。吉田氏の言う、音のレパートリーを増やす機会にもなり、英語でコミュニケーションをとることの楽しさを知る最初の体験になるかもしれません。

 また、『Worldwide Kids』 に吉田氏が監修した、0歳児対象から始められるシリーズ「Stage0」が新たに登場。この時期の子どもだけが持つ、音を聞きとる敏感な耳と英語を楽しむセンスを育む、"英語あそび体験"を提供。親子のふれあいの時間が、さらに楽しく、さらに有意義なものになりそうです。

 幼児が英語教材に触れるとき、親が気をつけるべきことは「子どもと一緒にやること」だと吉田氏。親が同じ時間を過ごすことで、子どもは安心し、楽しむことができるから。そして、親にとっても当然に英語に触れる時間が増えるので、「親もしゃべれるようになりますよ」とも。一石二鳥の効果があるのが、幼児向け英語教材の利点とは驚きです。

【関連リンク】
幼児向け英語教材「Worldwide Kids(ワールドワイドキッズ)」
http://www.benesse.co.jp/wk/years/0years.html

【関連記事】
幼児期の英語学習 英語教育は何歳から始めるべき?
http://dot.asahi.com/dot/2013032200008.html



『新しい英語教育へのチャレンジ―小学生から英語を教えるために』
 著者:吉田 研作
 出版社:くもん出版
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