次の日本の形に必須22銘柄
相場上昇で20代、30代の女性の間にも投資ブームが起こりそうな予感。女性ならではの視点を生かして有望株を次々発掘する?銘柄連想法〞を、経済アナリストの崔さんが実践レクチャー!


「ウーマノミクス」×アベノミクス×「健康食男子」

女性の社会進出…家事は? ダスキン、ヤマト
社会進出加速で働く女性向けビジネスが百花繚乱
アベノミクスが日本の社会にもたらす?変化〞を先読みして銘柄分析を行なう経済アナリストの崔真淑さん。最初の切り口は「ウーマノミクス」×アベノミクスの相乗効果。

「安倍政権が閣議決定した緊急経済対策には、女性の起業・創業の支援対策が盛り込まれています。労働力人口の減少を考えても、女性の活用は急務。主婦の社会進出で需要増に期待できるのが家事代行のダスキンや食材を宅配するヤマトHD。こうした企業は女性を積極雇用しています」

仕事で収入が増えれば、当然、資産運用などにも興味が向くはず。崔さんが講師を務める経済セミナーには20〜30代女性の参加が急増中だとか。

「日本版少額投資非課税制度の導入が検討されていることもあり、SBIHDやカブドットコム証券の業績拡大に期待できそう。ともに女性向けセミナーに積極的です」

働いてストレスがたまると病気も心配。婦人病系に強いキッセイ薬品工業も注目だ。

オトコの自炊化…買い出しで 平和堂、イズミ
アベノミクスで男が健康スリムになる理由
「アベノミクスが進むと『健康食男子』が増える」と言われても多くの人が??〞のはず。「でもインフレが消費動向に大きな変化を与えるのは、過去の円安局面で証明済みです。2004年末から円安が急速に進みましたが、消費者物価指数は逆に低下しました。その理由は、円安で高騰した食費やエネルギー費の負担増による、それ以外の需要が低迷。価格が高騰してもほとんど需要量に変化がないものの代表といえば食費。とはいえ、ファストフードが値上がりすれば、自炊して食費を少しでも浮かそうとする男子が増えるはず。それが、アベノミクスで健康食男子が増殖する理由なのです」

最近の調査では、年収と栄養が比例することも判明。年収の高い層ほど値の張る新鮮野菜などを好むので、栄養状態も良好。逆に低所得の人ほど、冷凍が利いて低価格の炭水化物に依存して肥満がち。

「マクドナルドの業績低迷でもわかるように、ファストフード産業は飽和気味。円安による値上げリスクも高い。さらに同じ金額を出すなら、より健康的な食事をしたいというニーズも高まっています。総菜の『RF1』が人気のロック・フィールドや『業務用スーパー』を全国展開する神戸物産などといった銘柄も、立派なアベノミクス関連といえるでしょう」と崔さん。

健康食男子の自炊ブームの高まりで、20万円株の中では平和堂、イズミ、バローといった地元密着型のスーパー株が有望だという。

「TPP×グローバル農場」農業の成長産業化で サカタのタネ、ホクト
海外に積極進出する農業関連株を強気買い!
安倍政権が打ち出す新成長戦略の柱は、どうも農業ビジネスが本命になりそうな勢い。そんな思惑から、農機具の丸山製作所や日本配合飼料など低位農業株が急騰中。

「世界を見渡せば、食料インフレと家電製品など工業製品のデフレが混在する状況が続いています。日本の農業が海外投資を積極化して、成長著しい世界の食品需要を取り込む流れには期待が持てそう。ブロッコリー種苗で世界シェア6割、海外での農園経営にも積極的なサカタのタネなど、グローバル農業関連株にこそ投資妙味あり」と崔さん。

逆に言うと、国内で完結して海外展開していない企業の魅力は薄いということ。日本国内で採れた農産物を、単純に輸出して稼ぐだけでは成長産業にはなりえない。「農業+グローバル」というキーワードこそ成長株発掘の条件といえるのだ。