毎夜のように豪華絢爛なパーティーを開くジェイ・ギャツビー/[c]2012 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved

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バズ・ラーマン監督がレオナルド・ディカプリオ主演で、F・スコット・フィッツジェラルドの小説「グレード・ギャツビー」を基に描いた『華麗なるギャツビー』(6月14日公開)。本作は、5月15日(水)から26日(日)まで開催される第66回カンヌ国際映画祭のオープニング作品に決定しており、上映は3Dで実施される。オープニング作品が立体映像となるのは、ピート・ドクター監督作『カールじいさんの空飛ぶ家』(09)以来、同映画祭で二度目のことだ。

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これまでの3D作品というと、前出の作品のようにCGアニメや、実写だとアクション、アドベンチャーものが主流だったが、本作はジャンルでいうとドラマになる。『ワーキング・ガール』(88)、『グラディエーター』(00)で二度もアカデミー作品賞を獲得しているプロデューサーのダグラス・ウィックは、「まず言えることは劇的になるということだよ。たとえばパーティーのシーン。招かれた大勢の人たちが彼の家に到着するところから、パーティーのすごさを感じてもらいたいんだ。パーティーでは、手前では綺麗に着飾った女性たちが笑っていて、その奥では大きな羽飾りをつけた女性がテーブルの上で踊っているといった具合に、様々なことが色々な場所で起きている。そういった違う次元を一つのスクリーンの中で体験してほしいんだ」と、観客が一見するだけで、その場にいるような体験ができる点を、3D上映する意義として挙げる。

公開された映像にも豪華絢爛なパーティーの様子が映し出されているが、2Dでも屋敷の後方で打ち上げられている花火など、奥行きを存分に感じられるため、3Dになるとまさに招待客として楽しむことができそうだ。また、『ムーラン・ルージュ』(01)で第74回アカデミー衣裳デザイン賞を受賞したキャサリン・マーティンが本作の美術・衣装を手掛けているが、その衣装にも3Dの効果は出ており、「2Dに比べて、3Dだと衣装やアクセサリーの細かなディテールがわかりやすくなるわ。たとえば、レオが着ているリネンのスーツにキャリーの目線で寄った時の素材感や、ジュエリーを含め、どの要素も映像を見ているというより、触れて質感を確かめたかのように堪能できるの」と明かす。3D上映に対しては、批判の声もかなり上がっている本作だが、その判断は劇場で鑑賞する人たちに委ねられている。是非とも豪華絢爛なパーティーに参加する感覚で、劇場へ足を運んでもらいたい。【Movie Walker】