山田隆道の幸せになれる結婚 (26) 妻の「口臭」「鼻毛」が気になったら!?--「恐妻家男性」の切実な悩み

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夫婦のパワーバランスにおいて、近年は男性側がめっきり弱くなったという。

本音では妻になにか注文をつけたいと思っていても、それを怖くて言い出せなかったり、言ったとしても慎重に言葉を選んだり、とにかく夫が妻のご機嫌をうかがいながら生活することは珍しくなくなった。

僕の周りにも「妻が怖い」と口にする男性はけっこう多い。

そのためか、夫婦生活において些細な悩みを抱える男性も増えた。

たとえば僕の知人のBくんは、この春に結婚したばかりの奥様の誕生日をド忘れしてしまったことで、恐怖を感じているという。

Bくんは幼少期から物忘れが多かったらしく、今まではそれを防止するために大事なことはケータイのスケジュールに登録するようにしていたのだが、最近そのケータイが故障してデータがすべて消えてしまったため、奥様の誕生日もわからなくなった。

ケータイに登録したという安心感にかまけて、最初から誕生日を暗記しておかなかったのだろう。

モバイル社会にありがちなことかもしれない。

傍から見たら些細な悩みだが、恐妻家のBくんにとっては大問題だ。

このまま奥様の誕生日を知らずに過ごし、気づかぬうちに当日を迎えてしまったら、奥様は間違いなく怒り狂うタイプの女性だという。

あるいは誕生日を夫に忘れられるなんて愛されていない証拠だと、部屋にこもって出てこなくなる可能性もあるのだとか。

したがって、こういう状況に陥ったときの夫は決して奥様に自らの失態を悟られることなく、あくまで自然な形で奥様の誕生日をもう一度確認する必要がある。

奥様の免許証や学生証などをこっそり盗み見ることができればいいのだが、そんな好都合なシチュエーションなんてそうそう訪れるものでもないため、Bくんは頭を悩ませているわけだ。

ここで僭越ながら、僕がBくんに送ったアドバイスが筆跡占い作戦である。

方法は至って簡単だ。

まず奥様にさりげなく「最近、占いを覚えたんだ」と切り出してみる。

すると、女性の多くは占い好き(一般論です)なため、興味津々になるはずだ。

そこで、夫は待っていましたとばかりに紙とペンを奥様に差し出し、「筆跡占いなんだけど、ここに名前と生年月日を書いてみて」と指示すればOKである。

奥様はなんの疑問もなく、自らの誕生日をもう一度教えてくれるだろう。

占いなんか適当で大丈夫だ。

奥様の誕生日に関しては、この作戦でおそらく解決できると思うのだが、筋金入りの恐妻家のBくんだけに、他にも色々と些細な悩みがあるようだ。

たとえば以前の彼は「奥様の鼻毛」について困っていた。

Bくん曰く、奥様はどういうわけか鼻毛が出ていることが多く、それをカットするように促したいのだが、怖くてできないという。

もっとも、これに関しては僕もBくんと同じだ。

自分がその状況に陥っても、おそらく指摘できないと容易に想像できる。

夫から「鼻毛が出ているよ」などと指摘されたら、妻の乙女心がズタズタになってしまうのは目に見えているからだ。

したがって、この際の目的は奥様の鼻毛を指摘することではなく、なるべく自然な形で奥様が自ら鼻毛を処理するように仕向けることだ。

だからといって、外出中などにいきなり「トイレに行ってきたら?」と切り出すことも問題だ。

確かにトイレの鏡を見れば、奥様も鼻毛に気づくだろうが、それと同時に「ああ、夫は鼻毛を抜いてこいって言っていたんだな」と裏の思惑にまで気づかれてしまうため、それはそれで乙女心を傷つけることになる。

あくまで奥様が自主的にトイレに行きたくならないと意味がないのだ。

そこで、こういうときは喫茶店などに入り、奥様にひたすら水分を摂取させるといいだろう。