『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』のビジュアル(右)をパクった『ハングオーバー!!! 最後の反省会』のビジュアル

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トッド・フィリップス監督×ブラッドリー・クーパー主演の『ハングオーバー』シリーズ3作目にして最終章となる『The Hangover Part III』(全米5月24日公開)。本作の邦題が『ハングオーバー!!! 最後の反省会』として6月28日(金)より日本公開が決定。初公開されたビジュアルは、『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』(11)の、傷だらけのハリー・ポッターと宿敵ヴォルデモートが対峙するビジュアルをそのままパクったものだった!

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誰もが経験したことのある、最悪な二日酔い(=ハングオーバー)をコミカルに描いた同シリーズ。シリーズ1作目『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』(09)は27ヶ国で初登場第1位を記録、第67回ゴールデングローブ賞コメディ・ミュージカル部門で作品賞を獲得、シリーズ2作目『ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える』(11)はコメディ映画史上最高のオープニング記録を樹立した。

公開されたビジュアルは、気付けば乱痴気騒ぎの影の主役になっている自称専業息子のアラン(ザック・ガリフィアナキス)とチャイニーズマフィアのボスであるミスター・チャウ(ケン・チョン)が、ハリーとヴォルデモート同様、血だらけの顔で対峙。その様は、『ハリー・ポッター』シリーズ完結に続き、『ハングオーバー』シリーズまでも完結してしまい、ハリウッドの伝説がまた一つ終焉を迎えると言わんばかりに、“IT ALL ENDS(これが、最後。)”の文字まで見事に再現(?)されている。さらに背景に描かれているハリーたちの激しい戦いが表現された炎まで描かれているが、本シリーズ2作目では、アランがチャウを「俺の友達」と紹介するほどの仲になったはずだが、再び対決が繰り広げられるのだろうか?本作のストーリーは謎だが、その炎に包まれるのはシリーズ1作目の舞台ラスベガスとなっている。

今度は結婚式もなければ、バチェラーパーティーもない。それなら何も問題ないはず。しかし、教師で妻帯者にも関わらず、羽目を外すのが大好きなフィル(ブラッドリー・クーパー)、昼は真面目な歯科医だが、その反動かいったん酒が入ると暴走してしまうステュ(エド・ヘルムズ)、いつも一緒に乾杯するものの、最悪の事態にはまらないアランの義兄ダグ(ジャスティン・バーサ)、そこにアランがそろえば、タダで終わるわけがない。たとえ花婿がいなくても、国境を越えなくても、この4人が出かければ何が起こるかわからない。ブラッドリー、エド、ザック、ジャスティン、ケン以外に、ヘザー・グラハム、ジェフリー・タンバー、さらに毎回踏んだり蹴ったりの妻役でジリアン・ヴィグマン、サーシャ・バレス、ジェイミー・チャンも出演し、ジョン・グッドマンもキャストに加わる。

シリーズ2作目は、出演するサルに喫煙させたことが原因で、動物愛護団体PETAから抗議を受け、R指定(17歳以下の視聴は保護者の同伴が必要)の本作予告編を、PG13指定の作品につけたため、米映画協会(MPAA)の規定違反が発覚、配給元のワーナー・ブラザース映画が予告編を回収したり、タトゥーアーティストのS・ビクター・ウィットミルにはマイク・タイソンの顔に入れたタトゥーと全く同じデザインのタトゥーが同作のキャラクターに使用されているとして、著作権侵害を理由に公開差し止めを求める訴訟を起こされるなど、公開前からトラブルが続出した。スクリーンの中のみならず、外でもクレイジーすぎる作品。最終章はタイトルにふさわしく、しっかり反省会ができるのか?毎回爆笑を誘っているエンドロールが、秘宝ならぬ悲報にならないことを祈るばかりだ。【Movie Walker】